madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2014年09月29日 の日記 ......
■ パーッと   [ NO. 2014092901-1 ]
■スパーク本を明日入稿します。

キンちゃんについて、「キンタロー様は本を選ぶのが不得手らしい」という一文を小説で書きました。滅茶苦茶な本ばかり読むキンちゃんは、高松が選んだ本やルーザー様の遺作は読めても、自分で本を選ぶ事は苦手そうです。

目の前の問題に取り組むのは出来ても、巨視的に理解したり、比較検討するのが苦手ってキンちゃんらしくて、ふくらませばまとまった漫画か小説になると思いました。グンマはそういうのが上手過ぎる方の子だと思います。



オチとして「だからキン高なんだね」というグンマの突っ込みがイメージされたので、今回の本では見送りました。僕でも高松がどういう人なのか分かっているのに、賢そうなキンちゃんが近視眼的になるのはおかしいねと笑うグンマを想像しました。

蓼食う虫というか、そうせねばならないものが人にはあると言うか。おかしな方向に時々暴走するキンちゃんは近視眼的でもあり、ルーザー様の様に自分や周囲を痛めつける方へ走らないためには、高松との愛情が必要だったりで、地雷を避けて歩けるグンマとは別の個性なのかもしれません。「お可愛い」「キンタロー様らしい」とは別の言葉が出て来るまで、ちょっと待とうと思います。




■雑感です。いい年した大人の雑感です。シンタローが「大人は辛い」的な事を南国で言っていますが、あれは「自分は紛れもない立派な大人、故に辛い」という主張なんだろうなと思います、亜美ちゃんの。私は無駄に年をとってしまった自己嫌悪があるので、自分が(年齢だけ)大人だというのは皮肉の様に思います。

なんで自分はエヴァのミサトが分からないのかと言うと、自分が「女性である事」「勢い」等を有利だとか快適だとかあまり思わないからです。内向的だからシンジ似なんてこともなく、シンジはきちんとした指導を受ければ割と何でもできる優等生だと思います。

「パーッと」と言う感覚が自分には薄いです。「自由に」「楽しく」という意味合いに近いと思いますが、「自由に楽しく」なら、何故人目のある所でせねばならないと思います。スポーツではないですが、ある程度まではルールがあった方がいいなと思います。(そういう無言の世間知みたいなのが自分は苦手だ)

ミサトはシンジと初対面の時パーッとと言います。シンジという格好のオモチャを引き据えたミサトは興奮してても、シンジは「何この人」という描写なのがリアルだなと思います。



ミサトは自由にするにせよ、落ち込むにせよ、人目が必要な女性なのかもしれません。人目があるから、ボディコンミニドレスも着るし、車で暴走もするし、派手なアクセサリーも好きなのかなと。中学校の先生役でも、下着見える様な服で通勤するあたり。

ミサトは一人になると悲しい顔になります。一人でいるのが好きじゃないのでしょう。パーッとしているアタシを誰かに見て欲しいのでしょう。アスカ、シンジ以上に自分を装うミサトですが、ミサトにずっと陰ながら献身している加持もいます。加持は一人でいられる人だと思いますが、ミサトは「一人で考え、一人で頑張る」人が嫌いです。(レイもアスカもリツコもそういう人なんじゃ・・・)


葛城博士がそういう人だったからとミサトは言うでしょう。博士はミサトの様に他人をオモチャと見なさず、研究の成果が娘を含めた人類全てに対し、有益なものであると信じていただけでしょう。ミサトの母はみじめな思いもしたでしょうが、博士から去って行った母は兎も角、、ミサトは母親同様「葛城博士を否定する」事しか出来なかったのかなと思います。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: