■私事ですみませんが、基礎化粧品とシャンプーを香川のオリーブ店から通販して使っています。肌触りがよく、ちょっとした肌のトラブルなら防げそうです。これ使ってまだトラブルが起きるのなら、竹淵の不摂生と、身の丈に合わない背伸びによって発生したストレスとの付き合い下手のせいでしょう。
■PAPUWA後のキン高について考えていました。キンちゃんは相変わらずの過労なのでしょうか。高松が帰って来た事によって変化はあるのでしょうか。徹夜ばかりしたがるキンちゃんを寝かしつけるのが高松の仕事でしょうか。
キンちゃんが過労なのは、自分が開発課の仕事や総帥帥補佐をしなければ、一族の若手の誰がするんだという思いからでしょうから、高松にも責任は大いにある訳です。キンちゃんのためならどんな悪い事もいい事もする高松ですから、何か対策を練るでしょう。
■荷風の断腸亭日乗と、ミッチェルの風とともに去りぬを読もうと思います。ちゃんと比べていませんが、荷風の方が長い気がします。荷風全集にも収録されている断腸亭日乗ですが、調べたら抄録だったので、どうせ読むならノーカットで読もうと思います。
長い話が読みたかったんです。なるべくなら戦前のもので。かつファンタジーやSFでないものを。ある程度までの日本史・日文の歴史、世界史・世界文学の歴史は頭に入れてあるつもりですが、異世界はどうも苦手です。
長くて古典で未読というと、自分はロシア文学が手付かずです。英国なら漱石由来、フランスものなら荷風のチョイス、ドイツもの・スペインものは何故か昔から好きなのであれこれ読んだのですが、ドストエフスキーの短編、白夜を中学の時読んで以来ロシアものはさぼっています。
■谷崎の細雪を読んでいます。関東・関西の飲食店等が沢山出てきます。もうないらしい店もあるので、レトロさを楽しんでいます。荷風の通った洋食店はまだ浅草にあるので、去年行って来ました。イベントの前後にでも行きたい場所ですが、金銭・心身に全く余裕がないので、あまり行きません。
細雪では珍しい方の、東海地方の観光地・蒲郡の事を考えていました。新幹線だと豊橋や名古屋付近になると思いますが、上記と同じ理由で車窓を楽しむ余裕もなく移動するので、東海地方の風景と言ってもなかなか親しんでいません。これはJRへのお布施かと思うくらい東海道新幹線を頻繁に利用するのに、どうした事でしょう。
グンマ県人とすると観光地=温泉地なのですが、谷崎の小説で温泉が語られる事は余りない気がします。入浴シーンは多めにありますが。有名なのは瘋癲老人の颯子のシャワーシーンでしょうか。蒲郡の描写も簡単で、温泉はないのかと思って調べましたら、当地には温泉もあるようです。熱海に住みながら、温泉を愛好する気配が薄かった谷崎らしいと言うか。
京都や神戸、大阪、都内の描写は熱心に書くのに、蒲郡の常盤館の描写はあっさりしています。雪子の見合いがうまくいかなかった暗い場面でもあるので仕方ないですが、蒲郡の「風景」を悦子が喜んだというのはまだ想像できますが、悦子が楽しんだと言う「娯楽施設」って何なのでしょう。ミニ水族館的なものでしょうか。
谷崎は人物の内面の描写の方にこだわる方の人だと思うので、滞在したはずの常盤館の内容以上に、幸子や雪子の内面の立体化に真剣になったのでしょう。蒲郡から東京に単身向かう雪子は、昔見合いをした男に偶然出会います。彼女は「こんな男と結婚しても幸せになれなかった」と、自分の選択は正しかったのだと思います。
谷崎が蒲郡に滞在したのは、夫人との間柄でもめていた頃なので、雪子の述懐は当時の谷崎の負け惜しみの様にも聞こえました。 |
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