スパークではありがとうございました。ミラクル☆トレインプチの遠隔参加、パプワスペースにての高松新刊頒布とあれこれやってみました。少しでもジャンルの盛り上げに寄与出来ていたら幸いです。
既刊・新刊とも無駄に高松が愛されている本なので、どう見ても「愛されるキャラ」ではない劇中の高松に狼狽しますが、あれはあれでいい所があるのだと思います。細雪でも「電話も出来ない女性でもいい所がある」と貞之助が雪子をかばう場面があるので、きっと悪魔の様な男にもいい所はあるのだろうと思います。だから悪魔なんかじゃないんだとは申しません。
(もともと高松青年に人の道を外れる素質はあったと思う。ルーザー様に出会って多少は思う所が出来たのか、出会ったばかりに加速したのか、好きだった彼を失って自分の方向性をも見失ったのか。いずれにせよキンちゃんのためにリスタートする気になったらしいので、ルーザー父子>強欲らしい。)
妄想ですが、南国中期ならグンマに、キンちゃん登場以降はキンちゃんにも、惜しみなく愛情を注ぐのは高松のいい所だと思います。植物を操作するか如く、グンマを自分の都合がいい様に矯正しただろう推測もしてしまうので、いわゆる愛情とは違うかもしれませんが。
マジックやシンタローに無視されて辛いキンちゃんを見て、24年間ついていた嘘を白状する高松が好きです。単に罪悪感の欠片もない、開き直った不徳義漢とも言えますが、あの時はキンちゃんのためになりふり構わない普通のお母さんだったのではと思います。普段からなりふり構わない男なので、通常営業でもありますが。
いい所を完全に、好きな相手にしか発揮しないから高松は困ります。その「好きな人」にもああでもないこうでもないと、滅多に素直にならないでしょう。素直なら、正直なら「いい」のかというとまた悩みますが、ああいう悪鬼の如き男が自然に見せる可愛らしさ、素直さ、一途さもあるんじゃないかなと。
「仕事熱心」「優秀」なのは高松の能力の一部なので、人が人を好きになる時のパーツにはならないかもしれません。マジックは使い勝手の言い弟嫁が可愛いでしょうか。でもミヤギ達一般の団員から、本気で嫌われている気がしなくないです。 |
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