■南国&PAPUWA両方で覇王として振る舞うマジックが好きです。キャラとしては大好きですが、えらい悪人だよなあとも。明るい人なので突っ込みにくいです。
南国&PAPUWAは、物語の本筋を楽しむのには、脳内補完の量が膨大過ぎて気合いが入り、脇役のドタバタに癒されるとして。マジックはいずれでもないなと思います。マジックの半生が南国&PAPUWAの物語そのものなのに、マジックは両作品の主人公ではありません。ならマジックは脇役かと言うと存在感が大き過ぎます。
南国・PAPUWA両方で、マジックの扱いが半煮えかなと思う所があります。マジックがいれば場面が盛り上がるので、彼が退場する事はあり得ませんし、一方で主人公はシンタロー、パプワ、コタとそろってます。
■南国&PAPUWAを通してマジック一家を見ると。
南国では ・マジック夫人は長く闘病していたらしい。 ・だから一人息子のシンタローの面倒は昔からマジックが見ている。(南国ではそうだったはず) ・シンタローの和風趣味は母との思い出から。 ・マジック夫人はコタを生んで他界した。(これはコミックスにあるので公式と思われる。)
こんな感じで権力者一家だけど、家族団欒の気配もあったような。怖いのがPAPUWAで
・マジック夫人は最初からいない ・しかしシンタローに「いない」事をマジックは知らせていない。病院に隔離されて闘病中という事をシンタローは信じたらしい。 ・シンタローは母が闘病中なら、会いたい気持ちも我慢しただろうが、一人息子にも会えず、手紙も出せない程重篤の母が、何故コタを妊娠し、産後に死亡したのか、疑問に思わなかったのだろうか。
・自分の母とコタの母は、別人なのではないだろうかとシンタローは思っただろうか。マジック程の権力者ならある話だと思うが。シンタローにそんな話させる程、マジックは甘くないとも思われる。
・母について触れる事自体、マジック一家にはタブーだったと思われる。 ・南国では一応ソフトに表現されていた原作者の女性嫌いがここまで来ると、もう考えない方がいいと思った。 ・劇中で楽しそうに五月のお節句や、ひな祭り、月見等をしているキャラ達を見るのが、実は辛い。誰なんだ、マジック一家に和風を取り込んだのは。 |
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