madeingermany

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...... 2014年11月09日 の日記 ......
■ グンマ雑感   [ NO. 2014110901-1 ]
風とともに去りぬを読んでいます。長い小説をゆっくり読むという当初の思いを裏切る勢いで読んでいます。タラを管理する立場になったスカーレットが魅力的です。エレンの時代はエレンの心優しいやり方がよかったかもしれませんが、時代が変わったのでしょう。

エレンの死は病気をうつされての事なので、エレンの優しさや親切が彼女自身を痛めつけたのでしょうか。死ぬまで、同じチフスで臥せっていた娘達を案じていたエレンなので、彼女の選んだ生き方とも言えますが。最期エレンが何十年前に恋をしたフィリップの名を呼んだのは、ジェラルドに打撃を与えたでしょうか。

心から優しく、立派な妻で母だったエレンは、傷心ゆえにジェラルドと結婚したと明記されています。この小説はそういう「語り」の部分が多くて読みやすいです。スカーレットの心情など、数ページにわたって書いてある時がありますが、面白く読めます。

高松も本当に何かあった時は、故人であってもルーザー様の名を呼ぶんだろうなと思います。そういう時は、キンちゃんは迷わず「ルーザー様のふり」をするんだろうなと思います。キンちゃんなのでお芝居は出来ませんが、あえて「お前には俺がいる」とか言ってくれるのでしょうか。そういうお気遣いをしないのがルーザー様なので、すぐバレても、ちょっと嬉しい高松。



■グンマについて考えていました。グンマ、キンちゃんと並んで語られるのがベターと思いますが、性格が異なる所の方を自分は見てしまいます。

■グンマ
周囲に愛されるために、フワフワ振る舞う。全然普通の事だと思うけれど、調和的な性格でない自分にはグンマが分からないかもしれない。ミサトもそうだけど、自分を曲げてまで「自分のイメージする自分を周囲に見せつける」気持ちが私にはつかみにくい。

グンマやミサトの発する「こんな弱い僕です、だから怖くないよ」「こんな明るい女性なアタシなのよ、だから暗い過去になんて触れないで」というメッセージがいまいち分からない。すみません。


■キンちゃん
周囲と言うか、父と思しき男に愛されたくて、障害に見えたシンタローを攻撃する。シンタローを「偽物」と言って攻撃するキンちゃん。「自分こそ父の愛を占めるはず」と思うのに、マジックがシンタローしか見てないイライラ故なのだろう。

グンマより具体的に「愛される」姿をイメージしているのが、キンちゃんらしい。PAPUWAでグンマが繰り返し言う、「本当の家族」の姿がキンちゃんにはずっと前から見えていたのではと思う。グンマは絵に描いた様な、「健康で明るい、僕の血縁のみの団体」だけが家族なのだろうなと思う。

開発課の課長はキンちゃんだと思うが、部下にも一定の気遣いを欠かさないだろうキンちゃんは、グンマに「血縁故のよりの一層」の気遣いを、暗に要求されているんだろうなと想像する。


グンマ雑感

・自分の目、自分の体が持つ危険性、狂暴性の自覚がグンマにあったんじゃないかと思う。普通に怒ったり、泣いたりするだけで眼魔砲は発動しかねないらしいので、南国におけるグンマの涙はフェイクだったのだろうかと思う。

・グンマが女優さんなわけではなく、自分で生き抜くためのお芝居を身につけたのではと思う。演じよう、周囲をだまそうとかは思っていないと思う。「可愛いグンマ様」「ダメな従兄弟」「バカな甥」でいれば、周囲からの愛情は確定、確定と言うか「僕は無害」というメッセージにはなったと思う。

・眼魔砲をコントロールできるのはマジックだけとの事だが、グンマも出来ているのでは。

・秘石眼、眼魔砲なんて無害の対極にあるものだから、あえてメカへの愛好に目覚めて、「僕は無害」というメッセージをグンマは獲得したのだと思う。意図的なものでなくて、自分の中にある攻撃性に、高松が恐怖・警戒・忌避を示しているのに気が付いたから。

・高松がいなければ、グンマは一族の冷や飯食らいだったろうが、家庭教師?だった高松の嘘がバレ、高松の本当の愛人の姿まで分かった日には、「高松にすがりつく必要はない」とグンマは判断したかも。思考というより、感覚で。

・返す返す、グンマは青の一族の中で成長すべきだったなと思う。(女性かと思うが)口喧嘩しながら、眼魔砲を撃ち合う様な身内がいないと、眼魔砲の加減は分からないと思う。ライオンの子が、子供同士で喧嘩して、爪や牙の使い方を学ぶように。高松相手ではちょっと無理。

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