■3月にさいたまでグランロデオのライブがあるので行って来ます。谷山紀章さんの声が好きです。作詞も紀章さんでして、心にしっくりくる歌詞が好きです。ライブに行くのは久しぶりです。高崎に好きな声優さんがやっているバンドが来たので行ってみたのが、もう何年か前の事でした。
■荷風の断腸亭日乗を読んでいます。とうとう、荷風の代名詞的な行為、朝は寝床でクロワッサンとショコラの場面が出てきました。漱石のそれからにもショコラは出てきますので、大正時代でも全くなくはなくはありませんが、普通の女中さんに用意できるのでしょうか。荷風と言えば自炊か外食ですが、時勢が時勢の時にココアがないとこぼしていた彼は非凡だと思います。
荷風なので、恐らく日乗でも自分を美化していると思います。でも荷風になら、騙されるとは大袈裟にしても、創作上の嘘をついて、たばかって欲しいです。現実なんて避けられないし、こっちが嫌でも向こうから襲ってくるものだと思うので。
■キン高・ルザ高妄想にも、大いに荷風の作品の匂いを借りていると思います。(荷風はどうしようもない人だけど、膨大な知識量と明晰な思考、真似できない美しい感受性があった。)偏屈な人が好きと言うか、生涯貫けるだけの価値観があるのなら、それがいいと思います。生き方なんて他人に見せるものでもないし、まずは自給自足かなと。
雑感です。
・南国の魅力ってストイックな所だったと思う。可愛い女の子を山程セーラームーンで見た後、南国アニメを見ていると、別世界過ぎて逆に両方楽しめた。
・シンタローはストイックな男だから、タンノ君・イトウ君に言い寄られても応じないのだと思っていた。色恋よりも俺には大事なものがある、という男は好きだ。
・よく考えると。PAPUWAでウマ子ちゃんが原作者から散々いじめらているのを思うと、シンタローはストイックだから彼女達の求愛に応じなかったのではないのかもしれない。リキッドはもしウマ子ちゃんが平均的な美少女だったら、迷わず応じていた気がする。
・ストイックな人は、自分が愛されたいとか、認められたいとかあまり思わない気がする。まして仕事が嫌だとか、周囲の誰それが嫌だとか、まさか言うまい。シンタローはナルシシストな面もあるが、自制心故にそこまで落ちてはいなかったと思う。リキッドはよく分からない。
・でも南国とPAPUWAを比べた時、何かが失われたと思った。無くなったのはマーカーがアラシヤマを案じるような悲壮感だと思う。南国のブラコンハレが、単なる迷惑なアルハラ・モラハラ・パワハラに落ちた事も悔やまれるが、高松の場合だと、自虐的な彼にはPAPUWAのノリが丁度いいかなと思う。キン・グンと高松が、本気で罵り合い出したら手に負えないだろう。
(ウマ子ちゃんは女性だから、マジックのスカウトを受けなかったとするなら。マジックは損しているなあと思う。強くて性格のいいウマ子ちゃんを見す見す逃すとは。というか、比較的団内で若い方のミヤギ達のポジションは、あくまで「シンちゃんのお友達」なのだろうなと思う。性別を越えてまで有能な団員を探すより、シンちゃんにお友達を作ってあげる事に全力を注ぎそうなマジック総帥。) |
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