madeingermany

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...... 2014年12月02日 の日記 ......
■ 100人   [ NO. 2014120201-1 ]
■春にと高松のルーザー様への懺悔話を考えていたのに、メインがキンちゃんと高松の欧州旅行になりつつあります。高松が懺悔をするならチャン5の様な残忍さがあった方が面白いと思うのですが、目の前にキンちゃんがいると、高松は暗くも切なくもなっていられない気がします。内省なら生きている限りずっと続くでしょうし。

キンちゃんが今幸せなら、高松は後悔や罪悪感を実際よりも軽く感じると思います。これでよかったのだとまでは思わないにせよ、キンちゃんの幸せが高松の目指す所でしたから。血縁と何とかやっていけそうなキンちゃんを見届けて、隠居に入る高松というのは自然な流れだと思います。



そう思っているのになんで、「英国は行ったことが無くて書きにくいから、群馬県に似た内陸のスイスで研究するキン高。キンちゃんはお酒強いらしいから、チーズを白ワインで溶かしたチーズフォンデュとか好きそう。高松はワインの蒸気で酔ってそう。」とか妄想するのか。

せめて主な舞台が英国ならと思いますが、地理と気候が今一つ分かりません。大陸の方が国境線のために政治的に複雑なので、ガンマ団の様な組織もあり得るかなと思います。まさしくスイス。働く母親が多いから、インスタント食品の普及が著しいと聞くあたり、キン高っぽいなと。マジックの銀行もスイスにあるので、キンちゃんと高松が困る事は無さそうです。




■100人とおってもロンリーについて考えていました。多分アラシヤマは士官学校入学時の一件や、シンタロー、ミヤギ達との関係が頭にあるのだろうなと思います。丁度100人くらいの少年が(生きていれば)アラシヤマの同窓ですから。アラシヤマらしい述懐だと思います。

自分もそういう方の人間なので、多感な頃は読書で気持ちを紛らわしていました。よく考えると新選組の小説を読んでも、戊辰戦争の頃の青年達の気持ちなんてわかった気になるだけだと思いますが、それでも癒されました。目の前の100人とはすぐには親しくなれないかもしれないけど、自分と分かり合えそうな人は、少なくとも地球上のどこか、いつかの時代にはいるかもしれないんだと思うと、14歳くらいの頃安心できました。

諦めないでいれば、いつかどこかで101人目に出会う人とは仲良くなれるかもしれないと、当時思いました。だから100人といてもロンリーでいいと思います。101人目からの人を大事に出来れば。



■年をとったらアラシヤマが好きになりました。自分は悪い意味でアラシヤマに似た性格、立場なので彼を理解出来過ぎて辛かったのですが、よく考えれば、南国&PAPUWAで分かり合えそうな人の1人でした。特にPAPUWAの中盤ではアラシヤマが実質、ガンマ団、島の皆、心戦組を結んでいた気がします。

本来大勢のキャラをつなぐのはコタ、パプワの役目だったのだろうと思います。南国では一度目のシンタローの死と共にシンタローが皆にかばわれる立場になったので、皆をつなぐキャラがいなくなってしまいました。

PAPUWAでは、ガンマ団&青の一族に縁の深いコタ、島や秘石と関係のあるパプワと役者はそろっていたのに、「そういう美味しい役はリキッドのもの」と原作者が主張し、ならリキッドが男らしく物語をリードするのかというとそうではなく。



結局、仕事熱心で女性にも優しいという点から、アラシヤマがPAPUWAでは大活躍していました。アラシヤマは身近な人達、シンタローやミヤギ達には格好つけたり、威張ってしまったりで上手く行かなくなるだけで、仕事をやらせたら輝く男だと思います。

マジックもその辺を買っているから、アラシヤマが多少何か問題を起こしても、多めに見ているのでしょう。100人といてもロンリーなのは仕方ないですから、有能で優しい男として彼には頑張ってもらいたいです。

(アラシヤマを優しいというと語弊があるけど。例えば津軽君に対し、シンタローやグンマの様にショタ全開で馴れ馴れしくするのと、特異体質故の戦闘方法について先輩らしくアドバイスするのなら、後者の方が津軽君のためだと思う。アラシヤマは雑談は苦手だろうけど、仕事ならマーカー並に出来る人だろうと思う。)

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