madeingermany

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...... 2014年12月03日 の日記 ......
■ 内陸   [ NO. 2014120301-1 ]
■隠居中の高松とかけて、スイスでマジックのお金で引き続き研究生活と想像したら楽しくなりました。高松はマジックを恨んでいると言いますが、恨んでいる割に彼といい関係を保っていると思います。マジックの勇退と同時に高松も現場を若手に譲ったのなら、ごく自然な成り行きだとも思います。

キンちゃんは高松が自分の世話をするのに反発を感じて悩んだ結果、自分が高松を世話出来る男になればいいのではと気が付いたコペルニクス期。



■妄想です。ルーザー様を書く時は、WW1以前のドイツ貴族を想像しています。長身の金髪碧眼と言えばドイツ系、性格や仕事もなんとなしにドイツ軍人の家系と言われれば納得出来ます。WW1には誇り高い家の人が大勢参加してました。単に家系がいいとかでなくて、実力でも認めさせてくるのがドイツ貴族かなと思います。啓蒙時代の貴族って感じだなとも。

ヘタリアでも有名なフリードリヒ大王、後年のドイツ帝国宰相のビスマルクに魅力を感じるせいもあります。フリードリヒ大王の生き方を思うと、青の一族の生き方もあり得るかなと思います。ただし事業の継承者に事欠かないくらいの親戚の人数と、政治的バランス、人望もないと大王の生き方は出来なそうです。

ルーザー様の悲劇を納得するには、自分が昔読んだ物語を思い出す事が多いです。キンちゃんの一途さや立場の不安定さ、高松の謎の立ち回りとか、単に原作者の描写が揺れたり、描くのに飽きたからに過ぎないのだとしても、どうにかして納得しようとするのがファンのさがなのでしょう。



■コミケの入稿が済んだので、次の本の事を考えています。ルーザー様、キンちゃん、高松の三人がメインのままだと思います。他のジャンルだと、他のキャラも書いて(描いて)みようと試みる事もあるのですが、ルーザー様と面識のあるキャラが少ないので、いつも3人になっています。山南とかアスとか、思いっきりPAPUWAなキャラも大好きです。

雑感ですが、自分は島国の日本に生まれたのに、群馬という内陸暮らしなので、なんとなしに小説を書く時の気候や地理は内陸をイメージします。群馬は新潟の寺泊と高崎を結ぶ三国街道、長野へ抜ける中山道が主な道で、四通八達している様でしていません。今の上越新幹線、長野新幹線がほぼ旧街道にあたります。

南の島をイメージする事が大変難しいです。南国アニメの楽天的な感じが好きなのですが、いざ文章に起こすと、地理と気候が内陸になります。夏の砂浜なんて何年拝んでいないのか。東京や大阪の様な大都市をイメージするのは更に難しいです。青の一族の国籍があるという英国はロンドンですら行った事がありません。オースティンの小説からすると穏やかな土地なのかなと思います。



■ヨーロッパでもそういえば内陸ばかり観光していました。フランスのモン・サン=ミシェル、スペインのバルセロナなど、海沿いの地方もそれなりに回ったのに正しく一瞬の夢でした。国内も、千葉、伊豆、香川、博多と海岸の近い場所を訪れた事は数多いですが、いざ想像するなら山深い箱根や草津の方がパッと浮かびます。

南国の原作者は長崎の人だそうですが、ミヤギに田舎描写はねじ込んでくるのに、津軽君すら寒さについて言及されないあたり、特に都道府県萌えはしていなかったのだろうなと思います。地方ネタは「お前はいなかっぺだ」と言いたかっただけだったんだろうなと、今思いました。南国アニメのスタッフの有能さが今になってよく分かります。

感情移入先、自己実現先のキャラらしいリキッドはアメリカ人?、昔萌えていたサビは英国人?だとしても、アメリカにはアメリカの都心と地方がありますし、英国も実用的な雰囲気はむしろ実直なイメージではないかと思います。金髪碧眼も豪華という感じより、北欧系なのかなと思うくらいで。美貌で有名なエリザベートは黒髪ですし。

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