madeingermany

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...... 2014年12月15日 の日記 ......
■ お嬢様   [ NO. 2014121501-1 ]
■クリスマスルザ高与太話を妄想していました。少年時代の様に兄弟と過ごすつもりのルーザー様と、ルーザー様はどう過ごされるのだろうと思う高松。意地でも四兄弟で過ごそうとするルーザー様に引け気味の三人。

マジックは念願の芸能活動を始めたいし、サビはジャンと、ハーレムも家族以外の仲間が欲しくて出て行ったから、ルーザー様は心情的に置いて行かれそう。どんなすごい研究をしていても、兄に捧げるつもりなのだろうし。

■「クリスマスに高松を一人にして置く気じゃないだろう」「私達の事は気を遣わなくていい」と、余所余所しく言い出す三人にキレ気味のルーザー様。兄弟には怒れないので、高松に「お前が出しゃばるから僕は家族と距離が出来てしまった」と怒るルーザー様。

余りな言葉であるが、少なくとも三人からは公認なんだなと満更でもない高松。とりあえず研究を自主謹慎してみる。本業は学生で、研究はあくまで手伝いだったから。妙な所で研究者体質を発揮する高松。

怒りが自然鎮火したルーザー様がどう出るかは、ルザ高だからよく分かりません。高松は案外永年片思いでも大丈夫そうなタフさはありますが、ルーザー様はお一人ではいられない方だろうなと思います。とりあえず、キンちゃんにいつか話してあげられるくらいのオチにはしたいです。




以下は独断と偏見です。

・過去、労働しない事が美徳だった時代は長い。ローマ帝国では、ローマ市民はパンとサーカスを享受していたらしいけど、広大な属州と、数多の奴隷の労働によって成立していたと思う。労働は奴隷のする事、上流階級はは成果を受け取るだけという時代は結構ある。

・南北戦争時代のアメリカも、風と共に去りぬの南部の上流の婦人達は男性を助ける意味では家内労働を行う事もあるけど、女性がスカーレットの様に会社経営などすれば、目立って攻撃されてもおかしくないらしい。スカーレットも少女期は靴ひもすら自分で結ばなかったとか、回想していた。



・好きな例ばかりで申し訳ないけど、中国のほとんどの歴史上では、働かない人が多い。働くけど第一に政治家であり、文化人であるから、家事や畑仕事はしない。商売も基本しない。英国でも、女性が率先して働くと、身近な男性が甲斐性なしに見えるから駄目だった時期も長い。

・誰でも働く様になったのは、WW1かららしい。アメリカでは銃後の工場などで働いた女性達の地位が向上したと聞いている。働いてお金を稼ぐことは恥ずかしい事ではないと、ある時代からなった。WW1時代の諸国が家庭の婦人達も駆り出さないと、国力が増強されず、敵国に負ける事がわかったので、女性政治家や女性軍人、女性労働者が増えたそうだ。



・女性を圧迫して、男性の社会的優位を誇る様な社会なら別だが、今はほぼ、女性も働く時代だと言っていいと思う。南国ではくり子ちゃんがサンタさんを目指し、PAPUWAではウマ子嬢が男顔負けの働きをしている。いい事だと思う。島の皆を守るパプワくんと、子供達の夢を叶えるくり子ちゃん。ダメ男(リ・・)と働く女(ウマ子嬢)の図式はいい思う。

(島にはパプワがいるんだから、リキッドは何をするんだろう・・・)

・が、南国&PAPUWAの原作者は働く事が嫌いの様に思う。仕事の鬼とかでなくてもいいが、ニートのサビ、子供と動物の世話が嫌いそうな逃亡兵リキッド、妹ばかりひどい目に遭わせる帝月など、最初は職業らしきものに就いていたかもしれないキャラは、大体最終的にバブル期の女性の様に、家族でもない男性に援助されている。マジックもいつの間にか自主的なアイドルになった(?)。



・片やアラシヤマが好例なんだが、原作者から攻撃的に扱われているキャラは有能な事が多い。スーツマン秀樹の様に働きつついじめられ、原作者から愛されているらしいキャラもあるが、秀樹は働くの嫌そうだった。普通に仕事が大変な男を描いたつもりだったんだろうか。

ルーザー様や高松、原作者から飽きられた頃のキンちゃんの扱いの過酷さを思うと、要はキャラいじりも愛情表現も、原作者の表現出来る方法が少なすぎて、何をどうしてもスッキリ来ないのだろうと思う。なので最初は良さそうに見えた漫画も、「仕事嫌い」「チヤホヤされたい」という原作者の内面に引きずられるのだと思う。チャン5とか。

そもそも、南国も「偉いお嬢様がもったいなくも描いてやった」作品だったのかもしれない。生まれた作品がよかったからファンがついたのに、原作者とすれば作品如何より、描いたのが「雲の上のお美しいお嬢様」である方の部分が重要だったらしい。

どんな作品なのかと言う事より、どこの誰が描いたのかという事の方が有名になる場合はなくないが、やっぱりその場合も、「何々で功績のあった何々さん」であろうと思う。昔の天皇や貴族が詠んだ和歌などもあるが、仮に政治的には無力でも、歌人としての巧みさがあるのではないか。

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