■痛いルザ高とキンタロー坊ちゃま妄想です。高松は強い人だと思いますが、自衛的な強さなのかなと思います。・・・マジックは遠征して不在の時、高松を本部に置いていっても悪さしないと思っていたんでしょうか。多分しないでしょう。仕事しながら子供の面倒を見るのが高松の本懐だと思うので。
・幼少のキンちゃんに、お父様の様な立派な方になりましょうと教える高松。科学者としてのルーザー様に高松が心酔しているせいもあるし、青の一族としてはみ出た行動をキンちゃんに取らせる訳にはいかないので、高松の考えた最良の方針。
・子供が見ているので、気分の上下を露骨に表したり、父兄らしからない事を控える様になったルーザー様。いい事だけど、結構子供は父を見ていて、父が怒り過ぎたりするとなだめ役の高松が困るから、自分にも自制心が必要だと学ぶキンちゃん。
・そんな事をするとお父様に叱られますよ等と言い、キンちゃんを躾けようとする高松。宿題をしない時とか。父がどうこうと言うより、愛してくれる高松が自分によくない事だと思ったから言ってくれるのであって、父がどうだという事はひとまず保留だと思うキンタロー坊ちゃま。
・青の一族故に秘石眼持ちで、科学者兼暗殺者の父を持つキンタロー坊ちゃんだが、平穏な生活。高松は自分のルーザー様への敬愛故に、キンちゃんがいい子になったと喜ぶが、そのルーザー様は息子に、「そういう事をしたら高松が怒るからよせ」とおっしゃるらしい。同級生に対し高慢に振る舞った時とか。
怒った父の姿は見慣れているが、怒る高松の姿と言うのは普段見ない分、あの父が恐れるくらい怖いのだと知っているキンちゃん。かつて一回だけ、ハレ叔父が自分に冗談で酒類を飲ませてみようとした時。ガンマ団のエース軍人である叔父を、救いようがありませんねと字の如く玄関から蹴り出した事があった。
■崇拝された事のない人間なので、チヤホヤされたいと言う願いがよく分かりません。一時期自分もある事情でお化粧やお洒落に力を入れた時期がありますが、慣れない物差しに自分を合わせる悲しさを感じ、イラッとした記憶になっています。基礎化粧品を買うのも、必要なら服を買うのも好きですが、自分の物差しが優先になりがちです。
崇拝とかチヤホヤとか、結構な数の人間の価値観が一致していないと起きない現象だと思うので、稀有な事なのだろうなと思います。STAP細胞が発表された頃のセンセーショナルな空気はすごかったですが、まるでアニメの様な科学技術の紹介に、理論上の発見なのだろうと自分は当時思いました。あんなすごい発見が本当のものなら、発見した人へどんなに崇拝もチヤホヤも集まったろうと思います。
■自分は凡人なので、そういう場面には出くわしません。「よくたった一人でそんな頑張ってますね」と言うのが、恐らく唯一頂けるだろう褒め言葉らしく、基本ぼっちです。ぼっちが嫌だとは思いませんが、崇拝、チヤホヤ、先生と人から呼ばれ、若く美しい美女として視線を集めたい、という気持ちがよく分からないので、今混乱しています。
前述の様に、崇拝・チヤホヤは価値観が一致しないと発生しません。自分の分かる例で言うなら、中国で昔からある礼儀作法を伝承し、実践しようとした人に孔子がいます。孔子が儒教を始めた頃は戦乱期なので、礼も作法も受け入れられる空気はなかったのですが、次第に支持が広がり、中国の国教といわれる教えになりました。
孔子の教えですら、初期は小さな教団でした。漢の時代になって国が豊かになり、政治に儒教が役に立つ事が分かったので持ち上げられ、孔子もまつられる様になりました。もし始皇帝の統治が上手く行っていたなら、中国は法家が優勢だった可能性もあります。
何が言いたいのかまとまりませんが。崇拝とはそういう事で、沢山の支持者と、支持者の心をつかむ内容、活動的な先導者が必要なのかなと思います。アニメや漫画を愛する場もそうなのかもしれません。まず、精力的な原作者があって、いい内容が一定量供給されて、大勢の支持者や、支持者同士をまとめる方や機会が生まれるのかもしれません。
原作者自ら、仕事嫌い、あのキャラ好きじゃない、何か不都合な事は支持者に任せてしまうとかあれば、どんな素晴らしい「教え」も、できかかった教団も瓦解しかねません。ぼっち傾向の自分には、叶った所で不安定そうな崇拝願望や、移り変わりの激しいチヤホヤが何故人の行動原理にまで昇格するのか分かりません。 |
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