madeingermany

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...... 2014年12月30日 の日記 ......
■ 真っ赤な服着たお医者さん   [ NO. 2014123001-1 ]
荷風の日乗を読んでいます。漱石、康成、谷崎と変態の王様の様な人達の本ばかり好きですが、彼等には家族や特定の女性がいます。荷風にもあったかもしれませんが、決定的な影響を荷風に与えていない気がします。

母方の一族を除き、荷風にとって周囲の人は、いつまでたっても大勢いる誰かだったのではと思います。谷崎は荷風に卍を贈呈したそうですが、卍的な、プライバシーを覗き合う様な世界に荷風は共鳴しないのではと思います。(卍は面白いです。後期の谷崎ワールドの序章。)

荷風もエゴの人ですが、例えば晩年の谷崎が義理の家族の女性を猫かわいがりし、女性秘書に嬉々としてハラスメントを繰り返していた様な事はしなかった気がします。孤独のエゴというか、誰かに内面を分かってもらおうと足掻く様な事、荷風はしなかったと思います。それだけ荷風が生来裕福で、優秀で、著名な作家だったから出来た事なので、自分などが憧れれば怪我をします。



■少し前、高崎駅前で買い物をしていたら、クリスマスソングが流れていました。真っ赤なお鼻のトナカイさんでした。恐ろしい歌でした。(※本当はこの歌が作られた背景には、家族の病気を慰めるいい話があります。)


・サンタさんは赤い鼻のトナカイさんが周囲のトナカイに笑われ、泣いていても長い事放置していたらしい。クリスマスの日が晴天続きなら、ルドルフの出番はない。赤い鼻が役に立つから、ソリの先頭を走る事を望まれたルドルフだけど、彼にとって仕事しないといじめられっこのままだった事実は大きいと思う。

・ルドルフが高松に聞こえた。PAPUWAで自分をサンタに例え、ウィローと津軽君から真っ赤な鼻血の赤い服着たお医者さんと言われた高松だが、少なくとも、彼が「お家でプレゼントを待っている人」の方ではないのは、よく分かる。



・高松も、暖かいお家で家族とケーキを食べる方になればいいと思うが、どうも違うらしい。キンちゃんの窮地を救って去って行くだけがあの時の高松の目的であり、キンちゃんとケーキを食べ、暖かい暖炉の前で過ごす役目は、他の人のものだと彼は言う。

・ルドルフが一夜のヒーローになったのは事実で、その後彼が、周囲のトナカイからいじめられくなったならいいと思う。高松なんていい年してすね、半端に隠棲して、電話一本で古巣にニコニコ舞い戻るいい加減な男だから、最早彼をいじめる様な勇敢な男はないと思うが。

基本的に高松は孤独だ。
(拙宅のキンちゃんは、青の一族とグンマの希望通りにクリスマスを祝った後、高松の隠居先に駆けつけて年越しする子だ・・・。ルーザー様もルザ高なんていう幻なだけに高松が好きだ。)



■群馬には日本一、元日本一のものが多いです。最近まで日本一短いトンネルも群馬の吾妻線のものでした。最長・最深のトンネルも一部群馬にあったので、鉄道・観光と色々な一番がある群馬です。

同人誌即売会会場で、群馬の温泉・観光のチラシを配っているサークルがあったら竹淵だと思います。流石に、生こんにゃくやシイタケ、熱々の酒饅頭などは会場で配れないので、一度群馬を体験に来て下されば幸いです。


■キンちゃんの役目って何だろうと思いました。永遠に主役になれない子と言うか、左手は添えるだけという言葉が浮かびました。華やかで勢いのある子でも、世間知らずで基本的にお坊ちゃんなので、シンタローみたいなキャラ性の広がりは乏しいでしょう。周囲への適応性は低めだと思います。

南国
■悪役・ラスボス候補、青の一族の悪さの象徴
■マジシンの続行により、対決するキャラがいなくなってしまったので、急遽父殺しを敢行させられた

PAPUWA
■青の一族&ガンマ団の貴重な労働力
■シンタローの補佐、グンマの遊び相手、伯父叔父達の世話焼き、科学者チームのとりまとめ、若い団員からの苦情を聞く係(ドクターに献血を強いられたとか、グンマの実験で怪我したとか)

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