■好きなものについて書きます。中国史が好きで、夏殷周の頃から清末期まで、大体小説や学術系の本で触れています。三国志が発端にして自分の心臓部なので、一生楽しめる分野があるのが嬉しいです。源氏や漱石も、一時的な熱狂を何度も繰り返しているので、これまたずっと愛せる気がします。
荷風、谷崎、康成も好きです。荷風等を初めて読んだのは流石に高校以上の時ですが、年齢を重ねても楽しめるものだと、今の年になって感動してます。ただ、彼等はまさしく文豪でお金持ちで、個人単位では不幸な事もありましたが、成功者と言っていい人達です。自分などが陶酔しては怪我をすると、よく自分に言い聞かせます。
・・・鉄道は。鉄道と言えば宮脇先生ですが、先生がお好きだったローカル線、山陰や北海道、和歌山等と群馬は似ていると思います。そして鉄道とは全て東京に向かっています。先生はローカルの良さをよく語られていましたが、地方人にとって鉄道とは都会に行く唯一に近い方法です。路線名と駅名さえ知っていれば、どんな山奥からでも好きな所へ行けます。
先生の様に日の当たらない田舎を愛するために乗るのではなく、むしろ内田先生の様に、目的性のない旅をする方が好きです。イベントで一喜一憂して泣きそうな時、そうか、愛する上越線に乗るために東京まで来たのだと思ったら、鉄道と一緒に愚かな自分の事も嫌いじゃなくなった気がしました。(※内田先生も超がつくくらいのインテリ。漱石の門下生でもある。高松みたいな人ばかり好きみたい。)
■グンマ雑感です。南国では男の娘と言っても過言ではない可愛さを誇るグンマが(※背が周囲のキャラより低く、プラチナブロンドの長髪&青い目なだけで結構暴れん坊)、PAPUWAでは素っ気ないなあと思うのですが、グンマは自分の行動をコントロールしているのではと思うと、自分は納得できます。
グンマは天然で無邪気でマイペース、キンちゃんは生真面目で怒りんぼで働きもの、というPAPUWAな感じが好きですが、グンマのキャラ性がいまだにつかめていません。多分、南国で高松といた頃は、高松の気を引くために時にはぶりっ子っぽい事もしてみせただけで、本心は別にあったのかもしれません。
■南国2のビデオを見ると、グンマは自然に高松大好きと言っている様に見えますが、あの万能なる高松を側におけばどれだけの価値があるのか、分かっていたんだろうなと思います。南国以降は、高松よりシンタローや実父の方が頼れそうだから高松を切り捨てただけで、グンマ自身は何も変わっていないと思います。
グンマはPAPUWAの最後の青の一族の集合時に、お祖父さんの姿を見ても無反応でした。サビやハレですら姿を見れば感動するお祖父さんの姿ですが、グンマには無効でした。会った事もない祖父に感動しろと言うのが無茶とも言えますが、キンちゃんならあれがお祖父さんだと思えば、疑わずに胸を一杯にします。
■キンちゃんはそういう子です。不器用とも言えますし、高松に師事した割に嘘くさい事が苦手な子です。グンマは全く違うタイプの子だと思います。父だから敬愛する、祖父だから会えれば嬉しいという単純な感情をグンマは拒んでいて、父なら自分に何をしてくれるの、従兄弟ならこうして欲しいという欲求があるんじゃないかなと思います。
万能の存在だった高松との記憶を削除するにはそれしかないと思いますが、多分、高松以上にグンマに献身的だった人はいないと思います。家族を含めて他人にどんな欲求を持っていても、相手に迷惑にならなければいいと思いますが、寝たきりのコタに対し、この子は僕の本当の家族じゃないという反応はどうかと思います。
コタが秘石に引かれ、秘石眼を光らせた時、グンマはコタを拒んでいました。コタは可愛いだけじゃなくて、そういう狂暴性も含めてコタなのですが、グンマは可愛くも従順でないコタは受け入れないと思います。キンちゃんは狂暴化した経験があるので、コタの秘石への陶酔が分かり、コタが自分の従弟だとか何だとか言う前に、コタに注意すると思います。
(サビが興奮したキンちゃんを自分が止めるとか言っていたけど、南国ではドン無視だった様な。キンちゃんも上半身裸になったくらいで済んでいるし、自制していたと思う。特異体質でない高松が側にいるのだから、変に暴れては高松をまた傷つけてしまうから滅多な事しないのでは。) |
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