■電車に乗りたいです。電車の路線も本数も少ない群馬ですが、冬になるとスキーや雪の観光のために、JRが本数を増やします。普段でも閑散としている路線なのに、増やしていいのかと思いながら乗ると結構乗客がいて、冬が来た事を知ります。
電車の中は単なる車内ではなく、高崎や上野から来たお客のまとう都会的な空気が満ち、また同時に群馬の空っ風や粉雪が舞いこんでいるカオスな場所です。電車に乗ると季節を感じます。
ともあれ。飼い犬の散歩をしながら原稿の内容を考えていたら、犬のリードを離してしまい、犬を逃がしかけました。入稿までは、生活・仕事≧原稿(キン高・ルザ高)>電車で行こうと思います。
■マーカーのアラシヤマへの訓戒について考えてました。他人をクズと思えとは随分な言いようですが、アラシヤマが戦場で他人を害する事をためらったり、学校でも周囲に遠慮して実力を発揮できない様では困るから、そういう訓戒になったのかもしれません。他人を害し、蹴落とすのをためらわない事も、時には大事でしょう。
でも困った事に、アラシヤマの学校のクラスはフレンドリーでした。担任が高松でも、一応全員生徒として扱われていて、仲良くし合う雰囲気の様です。暗殺者集団の学校でしょ?という突っ込みもありますが、「マジックがシンちゃんのお友達にと用意した美少年達」と思えば、高松とて普通の教員として付き合うでしょう。
アラシヤマやミヤギが、ルーザー様のお子様のお友達になり得るなら、高松も滅多な事はしません。マーカーの人生経験による訓戒と、アラシヤマの置かれたフレンドリーな空気、アラシヤマ自身の性格のミスマッチであれこれもめますが、結局、アラシヤマは自分の幸せを劇中で勝ち取ったのかなと思います。
■アラシヤマとトットリについて考えていました。暗殺者集団の後継ぎのシンちゃんのお友達にと、体育会系美少年が集められだけというのに、臆面もなく幸せになろうとするアラシヤマと、自分の置かれた状況を受けいれているトットリ、となれば、仲は良くないかもしれません。
生まれながらにして、青の一族並みの美形のミヤギ。体育会系まっしぐらのコージは、まさしくマジックの望む人材だったでしょう。不美人なら外見以外の魅力を身に着けようと努力して、かえって扱いにくい人間になっているでしょうし、故に美形推奨。体育会系は、実際の就活でも人気だそうで、上の言う事に逆らわず従うらしいので、好感を持って迎えられるそうです。
美形の体育会系。これがマジックの理想であって、美醜は兎も角、ミツヤやルーザー様、コタの様に、生来の貴族は扱いにくいので、今後マジックはガンマ団に募集しないでしょう。トットリも分かっていて、要はマジックのいう事を聞くしかないんです。
アラシヤマは、エリートのマーカーの側にいた時間が長いので、諾々と人の言う事が聞けないのだと思います。マジックが師匠の上司の兄だと知っていれば、何となく知り合いの様な錯覚があるのかもしれません。故にアラシヤマは、マジックに溺愛されたシンタローと張り合う事になるのですが、トットリの正しい現状把握の方が、冷静なんだろうなと思います。 |
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