madeingermany

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...... 2015年02月01日 の日記 ......
■ 痛い話   [ NO. 2015020101-1 ]
下にも書いたのですが、人が2人以上いる時、何かあって先に倒れるとしたら、より相手を愛している方だそうです。南国&PAPUWAで言うと、南国でマジックをかばって死んだシンタロー、周囲への怒りを自分の中に閉じ込めて昏睡したコタがそれでしょうか。極炎舞を放ったアラシヤマも。

南国の愛の一方通行の一つは、マジック→シンタロー→コタですが、意外と方向は逆で、コタは兄の事も父の事も愛していたのかもしれません。高松も同じで、一時は相思相愛だったキン・グンに対し、自分が意地を張って彼等の自由を阻害してもつまらないから、きれいに隠居したのかもしれません。

PAPUWAでは何とパプワが昏睡します。子供が大人になる過程を原作者が描けないからって酷いと思いますが、パプワもやはり、シンタローや島の皆を愛してたのだと思います。古典的な言い方ですが、パプワは皆のために自分を犠牲にするのも辞さなかったのでしょう。リキッドが終始無傷で愚痴っぽく、周りでコタやパプワがボロボロになっていく展開に、ふと怒りを感じるのは竹淵が小さい人間だからです。



■チャン5の続きが出る様です。表紙が公開されているので発行は確定と思われます。でも自分は気持ちが追いつきません。チャン5自体はいいと思いますが、高松をこじつけて来た辺りで読めなくなりました。

去年のグッドアフタヌーンの件で、原作者の高松の扱いについて疲れ果てました。高松をどう扱おうとも原作者の自由ですが、自分は南国&PAPUWAの生煮えで傷口がびらんしているので、二次創作中です。刃兄さんや、雷は気になりますが、高松を悪役にしないで語られていたら読みたいです。

(高松に対し濡れ衣だとか、彼は潔白だとか言うと嘘になるけれど、少なくとも南国&PAPUWAにおいて、高松は故ルーザー様への思いとその遺児への誠意があったと思う。もっとも、その高松の誠意自体、読者の読み込みによる発見であり、原作者はちっとも高松の誠実さな面なんて知らないと思う。)



痛い二次元の話です。

■昔好きで読んでいた小説、高校の図書館にあった本ですが男カップルの本でした。歴史小説としても立派な本でしたが、男カップルの一連の物語を書くために考証したかのような精緻さがよかったです。

(関係ないが前近代の習慣とか調べると萌える。日本も明治政府が成立する前はカオスだったなと思う。)

男カップルでも、出会いや別れに感情移入し、読みながら一喜一憂します。高校生というアドゥレセンスの頃ゆえの過ちだったのか、現在進行形で過っているのかと言えば後者でしょう。

歴史ものなので、戦争で人が亡くなります。政争や戦争における怪我も頻繁で、その小説のヒーローも怪我がもとで亡くなります。読者とすると彼がいなくなってしまい、おいおい泣き暮らします。



■そんな時、「二人連れだったら、より相手を愛している方が先になくなる」というのをどこかで聞き、心を慰めました。ヒーローが亡くなったのは愛の証明であり、置いて行かれたヒロイン?も愛されていなかったから置き去りになったのでなく、彼の愛が守ってくれたからだと嬉しくなりました。

さいとうちほ先生の漫画だとよくある展開で、ヒロインと結ばれるヒーローは、単なる恋人であると同時に芸術家であったり、政治家であったりして、自分の使命と彼女への愛のために、命を懸けて戦い、結果亡くなる事が多いいようです。かっこいいと言うか、二次元のみに許された非日常の愛の表現でしょう。

だから高松はルーザー様から深く愛されていたのだと、強引に持って行く事は可能でしょうか。不可能でも、信仰・表現の自由として自分は信じそうです。

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