■原稿をしながら、PAPUWAについて考えていました。シンタローが島に残って以降の展開は、もしかしてドラゴンボール初期のイメージなのでしょうか。どこかでタイムボカンシリーズのパロではという指摘を聞いた事がありますが、絵柄がそもそもドラゴンボールなので。
PAPUWAがドラゴンボールの亜流だったとするなら、数々の滅茶苦茶な部分に納得がいきます。ドラゴンボールも、相当ぶっとんでいます。ただしドラゴンボールの場合、何が起きても納得させられるだけの何かがあった気がします。
何故ドラゴンボールのハチャメチャさは納得できるのか、説明するのはすごく難しいです。デッサンが完璧で、立体として完成されているからとか、悟空の突っ切った性格が漫画のキャラとして空前絶後にいいとか、色々浮かびます。自分は戦闘バカのサイヤ人が好きです。
端的にPAPUWAについて言うなら。例えば初期のドラゴンボールでは、ブルマや亀仙人を中心にしたお色気・スケベ・下ネタ展開が普通にありました。80〜90年代はそれが普通だったのです。南国掲載当時もそんな感じでした。PAPUWAの連載開始は、エヴァ、セーラームーン等の嵐を経た2002年です。リキッドの扱いに80年代のノリを感じました。
■急にエヴァの綾波レイについて考えだしました。独断と偏見です。春コミ入稿は、明日になりそうです。
・ミサトがシンジに、自分は母親・友人・恋人・上司の多面的なスーパーウーマンだと振る舞いたがるのに、レイの事はあからさまに邪険にしているのが気になるのだが、確かにレイは一種変わった存在かもしれない。
・ミサトは手料理や家事は絶対にしない。女性軍人・異性の友人としてなら嬉々として振る舞うけど、本当の地味な女性的生活は断固として拒否している。セクシーな美女としてチヤホヤされるのは大好きだけど、普通に誰かと彼氏彼女の間柄になるのは嫌なんだと思う。
・レイはと言うと、いわば誰の言う事でも聞く、弱い女性の様なものなのかもしれない。立場が弱いから、しおしおをと振る舞うしかないだけだけど、アタシも弱いオンナという思いのあるミサトには、ゲンドウの私物になっているレイが不愉快なのかもしれない。
・ミサトはアスカについても、シンジの添え物くらいの酷い扱いしかしないので、全方位の女性に対しそうなんだが。マヤに対してもそんな感じだった。
・リツコもレイを嫌っているけど、女性としてゲンドウに対してレイに負けているのに気が付いているせいなので、嫌うリツコに一理あると思う。
・エヴァの女性達がお互い仲良くない様に見えるのは、使徒との戦争という場において、容赦なく男性と同じ仕事をこなさなければならないのに、一方でカワイイ女としての立場も周囲から求められているからだと思う。
・ミサトはセクシーな女軍人として古いアイドル風に振る舞うと落ち着き、リっちゃんはクールな女性科学者として振る舞うと一時は精神的に安定するのだけど、ゲンドウに対しオンナであり過ぎるレイを見ると、2人とも逆上しそう。レイのボディーラインがハッキリ見えるプラグスーツもどうかと思うけど、ゲンドウへの従順さが嫌悪の対象になるのだと思う。
・ミサトもリツコも、よく知らない異性に風呂上りの全裸を見られた上に、クローゼットをかき回され、中の下着が上下とも飛散し、さらには乳房を握られたら、激怒すると思う。無反応のレイが特別なのだ。
・従順こそ軍人の証、沈着こそ科学者の基本と、ミサトもリツコも分かっている分、シラッとオンナであり、自分達以上に完成された組織の部品であるレイが憎いのかもしれない。ミサトもリツコも、従順・沈着からおよそ遠い。ゲンドウはミサトを葛城少尉、リツコを赤木博士と呼ぶけど、レイはレイと呼ぶ。
・ミサトもリツコも、好きな人から下の名前で呼んでもらって、一緒に働いて、怖い敵から守ってもらって、公の場でもプライベートでも、彼氏とイチャイチャしまくりたいのかなと思う。実際、加持やゲンドウがそんなこと職場でしたら、彼女達はキレまくると思うが、やっぱりされれば嬉しいのかな。手を火傷してもレイを救ったゲンドウを見るリツコさんを思うに。 |
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