madeingermany

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...... 2015年03月04日 の日記 ......
■ やっと春新刊入稿しました。   [ NO. 2015030401-1 ]
■荷風の日乗の千葉編を少しずつ読んでいます。70歳を越えて尚健在で、新聞や雑誌に追いかけ回される荷風の日々が日乗に書いてあります。戦前の様な華やかさはありませんが、荷風らしい毎日の様です。

先生と呼ばれ、金満家でもある荷風なのに、本当の隠遁者にとうとうなったのだなと思いました。政治嫌いで、戦時中は日乗を抱えて疎開していた荷風が、時勢の変化で更に浮世から遠ざかった様に見えます。

当時、荷風の孤独死がセンセーショナルに報道され、谷崎はショックを受けたらしいです。大々的な報道は荷風の高い知名度を表していて、若い頃から隠居者の様な暮らしを目指していた荷風の姿勢と、何だか添わない気がします。



■春コミ新刊の原稿を入稿してきました。漫画と小説で54項です。タイトルは「うどん県から来ました」です。サイエンス・ラブコメディーと最後まで迷いましたが、内容がサイエンスでもラブコメディーでもない詐欺になるので、「うどん県から来ました」にしました。

=香川県出身=ドクター高松の本かなと思って頂ければ幸いです。高松が本編でうどんを食べる絵はないので、妄想の妄想の様な本です。ルーザー様が生きていたらという希望が形になりました。PAPUWAにルーザー様が出ていたら、多分ハレより鬼畜だったかもしれません。部下に命令違反・職務怠慢が起きた場合や、自分の隊から脱走兵が出たとなれば、多分(略)。

色々考えていると、PAPUWAのハレの描写もある意味甘い方なのかもしれません。個人的なイジメ、ハラスメント、訴える訴える言うならまずハレからだろと思いつつ、行動の鬼畜さならマジック、ルーザー様の方が上回る気がします。ハレだからお茶目で済むけれど、と思いました。



■今では商業誌において掲載できない様なエロ、スケベ描写は珍しいものではないと思います。劇場版のドラえもんで、しずかちゃんが奴隷にされたり、砂漠のオアシスで水浴したりしている描写には幼少ながら、いいのかと思いましたが、今は出来ないのかなと思います。藤子先生の漫画を読むと、絵柄のせいか気にならないけど、エロい描写は少なくありません。エスパー魔美の魔美のアルバイトはヌードモデルですし。

南国以降の原作者の漫画に何が起きたのだろうなと考えていました。チャン5で後先の考えなく伊達を殺し、結局物語が空中分解したあたりは予見されていたとしても、例えばカミヨミの帝月の謎の傲慢さ、下着はいてないとか原作者自らしゃべるとか、毎週土曜日にアニメ南国を楽しんでいた人には想像もつかない事態になりました。

原作者がリキッドにマッチョ萌えしているなら、いいと思います。マッチョは自分も好きです。ただし体だけでなくて、内面も鍛えていないと不満足を覚えがちと言うか、ずっと年下のコタを感情的にいじめたり、パプワやチャッピーに対し冷たいリキッドに、マッチョキャラに期待される、子供好きで優しい面は無さそうに思います。



しつこくてすみません。PAPUWA冒頭から飛ばしているハレのセクハラの数々が、原作者の好みど真ん中と言うならば、そうなんだなと思うよりありません。高松がシンタロー世代に対し嫌な教員である点には、しっかり「嫌われ者の高松」という描き方なのに、ハレの暴力、虐待については喜ばしいものとして描かれるのが、ちょっとだけ疑問です。

PAPUWAでグンマが高松を嫌う様なそぶりを見せたのに、自分は納得がいきました。シンタローの不在による不安、キンちゃんの過労によるダウン、父の愛情の偏向などを改めてを思い知ったPAPUWAのグンマが高松を再び頼っているらしい事にも、グンマが現金で納得がいきます。

新生ガンマ団自体、シンタローの一方的なやる気、マジック・高松からのシンタローの知らない援助、2人とのキンちゃんの陰の連携がなければ成り立たないと思うので、グンマの身代わりの速さはさもありなんと思います。

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