■柴田亜美について考えていました。約20年前にアニメでパプワくんを見て、パプワを当時最新刊だった3巻だけ買った記憶があります。最近の作家活動については寡聞にして存じ上げません。
当時自分はアニメージュやファンロードを毎月買っていました。女性漫画家と言えば、繊細な少女漫画を描くものと思っていた自分は、柴田亜美の漫画に魅了されました。若い女性でありながら、いわゆる女らしさを捨てて、描きたいものを描く方なのだろうと思いました。
普通は漫画と言えば、完成されたものを指すのかもしれません。柴田亜美は自身が作品と言うか、好きなものを描くという姿勢故に、製作途中的なもの、製作過程もガンガン世間に出すのが特徴だった気がします。プロの漫画家と言えば雲の上の人だったのに、あふれる親近感と、漫画の豪快さに憧れを抱きました。
今も、ルーザー様の奔放さや、キンちゃんの残念なイケメンぶり、高松の女性かと思う様な感情の豊かさが好きです。だから、当時発表された作品を好きなままでいようと思います。
■はくたか廃止について考えていました。鉄になりたての頃に乗り出した特急なので、つい執着してしまいますが、過去、はくたかという特急は別にあったらしいです。
東京〜新潟でも、とき、という特急は在来でも新幹線でもある名前です。名前だけでおおよそ走っている区間や時間帯が分かる様に特急の名前は考えられると思うので、はくたか、又はときは何度も見かける名前です。沿線がイメージしやすい名前なのでしょう。
■自分が鉄になったきっかけは。愚痴っぽいながら、上京して自分の思い通りにならない事が続き、イライラしながら新幹線で帰ろうとしたら、上越新幹線に「一緒に帰ろう、疲れたね」と言ってもらったような気がした事です。
精神でも病んでいるのかと思う恋の病、鉄の病ですが、あの時上越新幹線に愛情を抱かなかったら多分、もっとひどい事になったと思います。
駅や公道でイラッとしてどうにもならなくなりそうな時、「待て。今ここで自分がオイタをすれば、ダイヤが乱れ電車が動かくなる」と、自分を抑える事が出来ます。精神を病んでも、それを上回る恋・鉄があれば、表層だけでも社会生活が送れそうです。
■はくたかも同じで、去年口に出すのが憚られる事件を抱えた私は、傷を負うまいと越後湯沢に向かい、温泉に入り、見かけたはくたかに飛び乗りました。はくたかは、乗っている竹淵が病んでいようとも健やかであろうとも、直江津まで連れて行ってくれました。
・・・グンマは車社会なので、自分で車を運転しない・出来ない場合、運転してくれる人が必要になります。グンマの男尊女卑の原因というか、ドライバーに自分の身を預ける不愉快さ・ドライバーの運転テクニックをイチイチ賞賛せねばならない慣習等、車は苦痛が多いです。ドライブはストレス発散になりません。
家にいても病みっぱなしで、家の外に出れば図書館か書店くらいしか行くところのない竹淵には、はくたかが苦痛からのシェルターの様に見えました。去年の今頃、グッドアフタヌーンに高松らしい男が出ると知り、精神を病みかけたのです。はくたかに飛び乗り、その高松と出会わない場所へ行きました。
(※↑これが上述の「事件」なのだけど、よく考えると心が割れる様な激痛なだけで事件でも何でもなかった。自分は高松の何でもない癖に、被害者意識満載で恥ずかしい。) |
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