madeingermany

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...... 2015年04月16日 の日記 ......
■ 最高潮   [ NO. 2015041601-1 ]
■自分用の妄想で申し訳ないんですが。

高松といえば、好きな相手には過保護で愛情過多の面倒くさい男ですが。多少なりとも高松に博愛の傾向があるのかと言えば、疑わしいでしょう。人間誰しも好きな相手に何らかのアクションを夢見る事はあり得るので、高松が南国でド派手にあれこれしているのも、ありだと思います。

高松は一方通行のアクションで納得しているのだろうかと、ふと思いました。グンマに棒読みでも大好きと言われればあの反応なので、愛情を表現してもらう事に飢えていそうです。飢餓感を周囲に悟られたくないから、あえて「自分はこんなに充実しています」とお芝居してしまう人なんでしょうか。

恋愛でなくても、愛情確認は人間同士で起きる事です。子供があえて親を振り回したりするのがその例だそうです。でもグンマは高松に、「高松キライ」「高松あっち行って」と言えなかったと思います。高松なので、はいそうですかといなくなりそうだし、高松の手が無ければ困る時期がグンマにはあったでしょう。あんなにくっついているのに、高松とグンマの間の飢餓感ってすごかった気がします。



さてキンちゃんは南国後、何故か高松に「お前が悪い」とか甘える意味での反抗を繰り返した気がします。本当の意味で子供なキンちゃんを放り出すわけに行かないので、何を言われてもキンちゃんの面倒を見続ける高松。

自分は、願わくば高松が余計な芝居をうったり、飢餓感に襲われたりしないといいなと思います。与える事をためらわない高松だから、いつか彼がにわかには受け止められないくらい熱い感情を、好きな人から捧げられる日が来ないかと思います。そういうルザ高・キン高ばかり書いて(描いて)います。




■ナデシコを見ています。最終話が近づきつつあります。ルリの心情が刻々と変化していくのを見守るのが楽しいです。劇場版でも凛々しいルリですが、内面の当惑や混乱、不安をナデシコの皆はずっと見守っていたのでしょう。以下は、落ち着いてナデシコを見たいが故の、心の整理です。



・ユリカはテレビアニメ終了後、ルリを引き取ると言い出したと聞く。物語的に、ユリカは劇中でここまで成長したという展開にしたいがためだけの、ユリカの暴挙であり、以前からルリの世話を焼いていたミナトはさぞ怒っただろうと思う。劇中でユリカがルリにこだわる描写ってあったっけ。

家事が出来ないとか、料理が下手くそとか、そんなのは序の口だと思う。問題はユリカがルリも女の子で、繊細な心を持つ少女だと想像出来ない事だ。カワイイ女の子と来れば世界中で自分一人しかおらず、宇宙は自分のためにあると信じて疑わないユリカだから、多感なルリの前で、アキトにしつこくスキンシップをしたと思う。

ルリはユリカに耐えたんだろうなと思う。貴方の一番になりたいというルリの歌も、アキトにはユリカがいるのだから自分はどうする事も出来ないという哀歌である。劇場版でもルリは、アキト・ユリカとの再会を予想した途端にナデシコのクルーだった人達を集めた。アキトとの再会はナデシコを引き継ぐ者としての任務であり、恋愛にあらずとルリが自分に言い聞かせるためのフェイクだったのではと思う。



イネスさんやエリナが何度となく、ユリカの幼稚さ、考えなしである事を指摘していたが、ユリカは自分が何を言われているか分からないと思う。アタシはアタシ、貴方は貴方という独立独歩の姿勢ではなく、ユリカは自他の区別が出来ないのかも。自分がよけでばいいというエゴイズム未満、自分が快適なら隣人も快適だと信じて疑わない未成熟。

自分の勤め先であるネルガル、ネルガル所有のナデシコを、自分が自分でいられる場所と言い放つ辺りで仕事をなめている。父の監視の及ばない所で、アキトと言う想像上の彼氏と結ばれる夢を見ているだけだと思う。現実のアキトにとってユリカは、時限爆弾みたいなもんだと思う。

ユリカは物語冒頭で強引にナデシコを火星に発進させている。ナデシコの火星行きはネルガルの野望だけど、あの時ユリカはアキトの疑惑を晴らすためだけに、艦を出した。火星に行けばどうとでもなると思ったかもしれないが、結局ユリカは火星の生き残りの人達を自分の動かした艦で圧迫死させた。ちなみにユリカはそんな悲劇気にしていない。



ナデシコは、人が余りにあっさりと死んでいく戦争の儚さを描いたアニメでもあるけれど、ヒロインも人の死に鈍感と言うか、自分の気持ち以外どうでもいい子なんだなと思った。だから、ナデシコとネルガル社・軍の距離感・関係性などユリカの口からは語られない。

物語冒頭で延々続くお弔いの描写があるが、ユリカが殺した様なものの人もあるのに、ユリカは心底面倒くさそうである。ナデシコは自分の居場所とユリカは言うが、果たすべき義務など彼女には見えない。木星蜥蜴の正体が分かった後の展開がナデシコは面白いのだけど、ユリカに期待してはいけない。

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