madeingermany

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...... 2015年04月17日 の日記 ......
■ 加持雑感   [ NO. 2015041701-1 ]
■南国&PAPUWA、ナデシコ、エヴァと自分が何回も見直している作品を思うと。子供キャラの方が理想化されているアニメなのかなと思います。

南国&PAPUWAはパプワ、コタ、ソージ達年少のキャラの方が冷静で安定感を持っている気がします。大人は嘘つきで汚いとか、パプワ達に言われそうですが、確かに南国でもPAPUWAでも、一番苦しんでいるのは年若い子達だったと思います。大人達も子供の時は痛い目見ていても、大人になると皆忘れるんでしょうか。

キンちゃんの場合自称大人でも、高松がいる限り立場は子供なのかなと思います。生まれと才能と職業的努力故に、いつまでたっても世間ずれ出来なそうです。グンマは内面は子供じゃないのに、あえて大人らしくしないだけなのでは。いつか本気のグンマが見たかったです。

(南国&PAPUWAの場合、大人と子供の区別は上世代がいるか否かなのかなと思う。年齢でも立場でもない。マジックでもライオンパパやミツヤを視野にいれると子供キャラと言える。高松もルーザー様の前では可愛い。大人として登場以来矜持を保っていたのは、イサミさん、マーカーくらいかもしれない。)


ナデシコの子供キャラと言えばルリです。恋愛と戦争は大人の仕事と言わんばかりに、自身は最高の知性と有能さをちらつかせ、ラブコメにひた走るユリカ達にバカばっかというルリは可愛いです。ルリも時間が経つにつれて、アキトを好きになったり、ミナトに世話を焼かれたりと柔軟になっていって、一層可愛くなります。

ルリの成長を、多分ユリカは全然気が付かないでしょう。ユリカはバカばっかな大人の一人ですが、大人だからバカなのではなく、大人の肉体と権力を得ているのに心が若過ぎるのかなと思います。自分がよければ他人はどうでもいいというエゴはありがちですが、ユリカのエゴは利己的とは言えないくらい、幼い意味で自他の区別がありません。女性的な包容・共感力ともユリカは異なります

エヴァもシンジは優柔不断と言われますが、根はしっかり者だろうと思います。「戦いたくない」と真っ当な事を言えばミサトに罵倒され、嫌々戦えばトウジに叱責され、戦って達成感を味わうとアスカに呆れられるという、シンジの共感されなさが可哀そうです。




■以下はエヴァの加持雑感です。今エヴァを見直したら、加持にはまる気がします。前回のはまったのは冬月とアスカでした。ゲンドウ、ミサト不在のネルフで指揮を執る冬月先生は「教師」っぽい感じがして燃えました。


・加持のミサトへの献身、情愛、気遣いはとんでもなく大きい。

・アスカは加持に捨てられた、父も母も自分を捨てたけれど、エヴァに乗って頑張る自分を加持に見てもらう事が、アスカの生き甲斐になりかけていた。なのに加持はミサトとセックスをし、ならばミサトと親密なのかと言えば、加持は兎も角、ミサトは加持を思いやらない・大切にしない。

加持はアスカを見捨てた訳ではないと思う。加持が自分のエヴァを巡る謎を解く活動に、アスカを巻き込めないという思いやりもあったと思う。アスカなら、加持さんを助けるとか言って何かをしそうなので、アスカを無視せざるを得ない。

アスカがネルフ、ゼーレ、政府などから殺される恐れが出るし、アスカが二号機に乗らせてもらえなくなる可能性も出て来る。アスカにとって最も辛いのは、人間同士の孤独とか、ミサト・シンジとの同居ではなく、母のキョウコの魂が宿る二号機から離される事だろう。




あと。

加持は自分が解いた謎の答えを、ミサトに託している。ミサトはシンジに伝え、物語は一気に終結に急ぐ。加持〜ミサト〜シンジの線が完璧過ぎて、更にアスカの孤独が深まるけど、加持にすればミサトのために謎を解いたとしても、外の人間の幸福も少し考えていたのではと思う。

加持が最も幸せにしたいのはミサトであり、ミサトにはシンジがいる。加持にから見れば、シンジもアスカも同じ様な幼い存在なので、ミサトにさえ真実を知らせる事が出来れば、シンジやアスカ、また別の人達もやや幸せになれると思ったのだろうか。利己心であそこまで危険を冒す事は出来ないと思う。


困るのは。

加持の大きな思いを、ミサトが分かっていない事だと思う。ミサトが勘のいい人だったら、アスカに憎まれなかったと思う。加持もスパイ出来なかったと思うから、結果オーライなんだが。

加持はミサトを買っていると思う。女性としてはガサツで嘘吐きで付き合いにくく、強情で可愛くないだろうけど、軍人としては高い評価を加持はミサトに下していると思う。ただしミサトの有能さはあんまり劇中じゃ分からない。ミサトの魅力が伝わる前に、彼女の短所・欠点・瑕疵をドンドン描写してくるのは何故だ。

加持はミサトが望めばミサトを抱き、ミサトが酒と言えば一緒に飲み、ミサトが親父とアンタは似ているからやっぱり嫌いと言えば身を引く。まるで父親の様にミサトを愛する加持に私が惚れそう。

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