madeingermany

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...... 2015年04月19日 の日記 ......
■ ルリ   [ NO. 2015041901-1 ]
■ナデシコがキャリアウーマンの多いのアニメだったっからではないですが。(無職なのは女性キャラ最年少のアイちゃん、又は学生と思しきユキナくらいでは。ウリバタケの奥さんは、一人で店を切り盛りして育児もしていそう。)

高松が異様に、自己表現・自己実現を仕事ないし職場に傾けているのは、ルーザー様の恋人になれないからではなく、ルーザー様もそういう方だったからではと、ふと思いました。ルザ高の特徴として、父子、師弟関係である部分があるので、高松はルーザー様に似たのかもしれません。

恋愛ものの面白い所って、性別も性格も違うもの同士が惹かれあう様子だと思いますが、ルザ高はその意味で不完全だなと思います。ルーザー様は単にライオンパパの子、マジックの弟というだけでは落ち着かず、仕事に埋没したのでしょう。ルーザー様の不幸を、高松は癒すとか解きほぐすことは出来なくて、自分の不幸にしてしまったのかなと思います。

キンちゃんにも同じ不幸が襲うのだと考られますが、シンタローやグンマがいるので、ルーザー様や高松程自分を追い詰める事は無いだろうなと思います。何より高松自身の考え方が若い頃と変わったらしく、彼も適度に休むスタイルになったのではと思います。余程、キンちゃんといるのが高松は楽しいのだろうなと思います。




■テレビシリーズのナデシコを全話見終わりました。以下は心の整理でして他意はありません。


劇中、意外とユリカの考えなし・未熟さ・甘えがいい方に向かい、ヒロイン兼ヒーローなユリカが見られるのか?と思った頃もありましたが、ユリカの印象は揺らぎませんでした。自由なキャラクター性って、90年代アニメの特徴なのでしょうか。

アキトの戦いたくない、納得できない命令に従うのは嫌だという態度には、容赦なく周囲からのつっこみが来てアキトが悩む展開があるのに、ユリカは多分女の子だから誰も突っ込みません。若くて有能な女性艦長という売りだったけれど、お飾りって本当だったんだなと分かりました。

ユリカ以下ナデシコクルーは、犯罪を犯しても監視されるくらいで処罰を受けません。アカツキやミスマルが誤魔化している部分があると思いますが、縁者の保護があるから自由気儘にしていられる自覚がユリカにありません。そんな束縛気が付かない方が幸せですが、ナデシコに乗るとかアキトと暮らすとか、自分の幸せが多くの人からの応援があって成り立つものだとユリカは知りません。

周囲に感謝したり、恩返しするのはいつもルリでした。テレビ後、ユリカはルリを引き取るとかバカな事を言ったそうですが理解出来ません。劇中でそんなそぶり無かったので。



アキトはモテまくります。劇場版でもラピスがいますし、エリナとは異性関係だったと聞きます。劇中の女性のほとんどがキャリアウーマン、ギスギスした中で働く女性である事を思えば、ふいにアキトの様な「半端者」から、「可愛いね」と言われればよろめくと思います。

周囲の男達は女性と見れば、家庭に押し込めようとするし、又は操舵手、オペレーターとしか自分を見ないかもしれません。アキトの様な子に、「リョーコちゃん」とまさしく女の子な呼び方をされれば、真っ赤にもなるでしょう。アキトが「半端者」だから起こり得る現象であって、アキトに本気になってしまうと、ある意味だらしないアキトにイラッとするでしょうけれど。




仕事の鬼のエリナ、オペレーター昇格して艦長のルリ、ドクターのイネスさん達の仕事量を思うと、彼女達の悩みや苦しみ、訴えに共感できます。ユリカが遊んでばっかりとか、若い女性ってこんなもんだと周囲から思われていそうな事など置いておいて、ユリカ本来の魅力の描写が欲しかったと思います。

ジュンがコツコツとユリカ礼賛に尽くしているのが泣けます。多分ユリカの方が学校の成績がよく、恐れない性格、そしてジュンより高い地位に早く上ったのでしょう。ジュンとすると早々に自分の上司になってしまったユリカに対し、礼賛くらいしかする事がないでしょう。

逆に言うと、ジュンはラッキーだのコネだので艦長に成り上がり、周囲に迷惑をかけるより、普通に仕事している方が向いていると思います。周囲に厳しくされるのは期待されている証拠だと誰かが言っていましたが、ジュンは嫌な事があっても自分を磨いて成長して欲しいです。

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