■大したことしていないのに、仕事仕事でめまいが起きそうです。仕事しかない人間なので有難いですが、一つ仕事を終わらせて、緊張が解けた時の不安定さといったらないです。何かに向かっている時の方が自分は精神的に安定します。「この仕事終わったら、温泉行くんだ」と根を詰めている時が一番楽しいです。
何故グンマの温泉は知名度が低いんだと唸る事があるんですが、自分も知らない温泉が沢山あるなと、昨日思いました。山梨の温泉、石和温泉を「イシワ」と読んでいました。イサワが正しいそうです。勉強不足ですみません。
■夏の新刊について考えていました。コミケという大舞台だという気負いはせずに、書きたいものが書ければいいなと思います。かつ、人様に読んで頂けるものが出来れば幸せです。
仕事柄でもありませんが、高松の老後ってどんなのだろうと思いました。PAPUWAだと57歳時でも普通に科学者・医者・変態として現役らしいので、90歳近くまで元気なんじゃないかなと思います。年をとっても香川に帰る事は無いでしょうから、ガンマ団の病院かどこかでひっそり人生の幕を下ろすのでしょうか。
ロクな死に方しないだろうと言われそうな高松ですが、本人も分かっていると思います。ヘビースモーカーの様な気がしますし、あんな性格でないと乗り切れない環境なので、健康には出来る範囲で気を付けているのでしょう。40代前半で老後の貯金という言葉が出るあたりで、ある意味固そうな人です。煙草止めろとキンちゃんにお説教される高松を妄想すると燃えます。
ルーザー様の側で眠る事だけを夢見て人生の幕引きを始める高松と、貴方は私の子供同然と言ってくれる割に、自分を頼って来ないからおかんむりのキンちゃん。高松の換金出来る遺産は謝罪の意味でグンマに差し出され、キンちゃんにはプライベートの一切を残していきそうな気がします。
南国でルーザー様を失った時、高松は自分の命が半分くらい失われたと思ったでしょうし、その後キンちゃんに出会えた時も、もう死んでもいいと思ったかもしれません。高松は感情が豊か過ぎて、のめり込みやすい人なのでは。
グンマを自分が預かった時も、そのうちこの赤ちゃんの秘石眼で自分はルーザー様の後を追うんだと、軽く捨て鉢だったのではと思います。そう思うとチャン5のドロッとした高松の登場を請う事になりますが、そこでPAPUWAの未来豊かなシンタローの補佐官のキンちゃんの登場かなと思います。
■あまりに活字に飢えていて、連載始まって以来読んでいなかった新聞小説を読んでみました。タイトルは「終わった人」でして、仕事を退職した男性の話です。大事件があって退職したとかではなく、安泰な人生の様です。
男の生き様、男の考える事は自分には正直分かりません。ですが今まで色々な小説、兎角男性中心の世界である歴史小説を愛してこれたのは、単に男と言うものを書いたと言う訳でなく、例えば曹操の恋の話であったり、梁山泊の荒々しい男達の活劇であったりしたからでしょう。男だ女だと言うより、キャラクターがハッキリしているので読めるのです。
「終わった人」は、女性作家さんの作品らしいので、ご自身の述懐や価値観で書いている訳ではないのかなと思います。作家の主観らしきものと、自分の波長が合うとグイグイ読める事もあるので。
「終わった人」の場合、「こういう人の話なんだな」と言うより、「何故に人物描写を、唯一絶対の男性として祭り上げるんだ」という感じがしました。ネットで「女性の意見」とうたう記事を読むと、そう主張する女性がいるんだなくらいに受け止めますが、「ある男性の話」ではなく「世界の中心はこの男」みたいな築城で小説を書かれると、共感を困難にします。
エヴァのミサト、ナデシコのユリカから感じる、「この私が世界の中心である」という雰囲気、結構あちこちで感じる様になりました。自分は遠慮がちなキャラの方が好みなのかもしれません。 |
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