■荷風の濹東綺譚を読んでいます。主人公が荷風の様に思えます。挿入されている小説の方の主人公も荷風の様に見えます。でも執筆したのも荷風なので、箱根土産の木箱みたいに美しいです。文章の情報量は多いはずなのに、重さを感じません。
荷風がカオスの空間として浅草を舞台にしているとしたら。浅草の、荷風の時代でも伝統をはらみつつモダンな性格を題材にしているのだと思いますが。今でいうと、荷風は新宿や渋谷を舞台にしている様なものなのでしょうか。新宿でも社寺や和菓子屋、通りの名前など伝統を残す部分は多いので、そんな気がしました。
■先日から、まぶたが二重です。いつも一重なので重たいです。眠れば治るでしょうか。あと、恒常的な手荒れのせいで、爪にまで影響が出ました。こちらもケアして、眠って直します。考え事をして布団に入ると、数時間でハッと目が覚めるので困ります。ですが最近眠るのが楽しいです。気候が穏やかになったせいでしょうか。
■ナデシコのユリカとか、分からないなあと思うキャラについて。アキトの壮絶な人生や、彼の持ち味は魅力的だと思うので、ナデシコというアニメの持つパワーは分かっているつもりです。ナデシコはキャラは多くとも、見せ場はキッチリあるんだなと見ていて感激します。
ユリカの場合、もしかすると。あらかじめ、「ユリカは魅力的、ユリカは可愛い、何をしていても素晴らしい」とジュンの如く飲み込んでおく必要があるのかもしれません。
違うかもしれませんが、PAPUWAの場合も。南国後に何があったのか?このキャラは何故こんな事をするのか?と考えても答えはないのかもしれません。言えそうなのは、PAPUWAを読む前に「リキッドは献身的な好青年で島の皆から愛されている」と暗記しておくといいかなという事かもしれません。何故なら、そういう思いで原作者が描いていると思われるから。
南国だと、サビはなんでこんな事をするんだと思った場合でも。兄達に文句を言う割にニートで、自分の目をえぐったり、次兄を自殺に追い込んだり、甥2人の人生を狂わせたりとサビは多彩です。
サビの行動に理由はなく、責めるべき彼の「理由」がないから、高松もサビには何も言わないでしょう。「ルーザー様をアンタのせいで失って悲しい」と言えば、サビは高松を嘲笑すると思います。「サビは何をしても認められ、許される」と原作者が思っている以上、そこは曲がりません。
ナデシコに戻って
■ユリカはお金持ちのお嬢様
→親父さんがエリート軍人らしいので、当然「無垢で世間知らずなおっとり乙女」と、語られずして理解せねばらないらしい。公道で自分のランジェリーぶちまけても恥じ入らないのは、純粋な女の子だから?料理が下手なのは、箱入り娘アピール?
■ユリカは可愛い・美女
→確かに美女なんだが、劇中でユリカの美貌に言及しているキャラは少ない。ジュンとユリカ本人と父くらいか。可愛くなれない自分に悩むリョーコとか、異性とはお友達でいたいのに勘違いされるヒカル、婚約者がいたイズミの方が、女子力が高いのでは。
■ユリカは有能・優秀
→ユリカは最新戦艦を任され、戦線に着くのだから有能・優秀なんだろうなと思う。フリーダムな振る舞いはあくまで性格、ご愛嬌だよねというのを、まず飲み込まないといけない。アニメを見る前に。
高度に機械化した戦艦において艦長はお飾りであると劇中で暴露され、たびたび職務放棄しているユリカの有能さとは。・・・コミックス通り、不幸を招く女性という2つ名をアニメでも出してよかったと思う。 |
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