madeingermany

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...... 2015年05月19日 の日記 ......
■ 原稿   [ NO. 2015051901-1 ]
■荷風の濹東奇譚を読んでいます。劇中劇の失踪も進みつつあります。失踪とはいうものの、大江も種田も玉の井の本当の住人になる事は無い気がします。荷風も、生まれた場所には落ち着かず、偏奇館から世間を眺めて暮らしていた時が一番楽しそうでした。

欧州時代の荷風もアメリカを眺め、フランスを眺め、帰りの船の中からスペインに激しい憧れを寄せて、帰国しています。荷風は欧米の人でなく、心情的には日本の人でもなかった気がします。それで荷風がやっていけるのは、ずば抜けた素養と腕のある書き手だからで。




■耳のつまりを解消しようと、飛行機の中でする鼻をつまんで息をするとか、日がな一日やっていました。あとは深呼吸を繰り返すという、以前さる講習会で聞いたリラックスする呼吸法を試みていました。

呼吸法を教わった時は、リラックスしたくない、息など上がろうが詰まろうがいいから、目の前の何かをどうにかしたいとカッカしていて、深呼吸の意義を考えなかったのですが。今日は鼻で大きく息を吸い、数秒待って、口から吐きました。

この呼吸法を知らない頃、とりあえず落ち着こうと口だけで深呼吸を大きく繰り返したら、軽く過呼吸になりました。肺が追い付かなかった様です。




■原稿が描きたいです。高松とキンちゃんとルーザー様の事まで描いて入稿の時間になりそうですが、まだ描きたい事があるので頑張ります。

南国時のキンちゃんに萌えてなりません。シンタローを倒しに来たガンマ団の男というと、劇中の立場的には最初のミヤギの頃と似ていると思うし、シンタローも自分を倒そうとする青年には何度となく遭遇していると思います。なので、多少狂暴に寄ったキンちゃんが突進してきても、ある意味シンタローには日常の範囲かもしれません。

マジックもなんだかんだ言ってシンタロー一択の人生に変わりない気がしますし、南国の世界の、何か動きそうで動かず、変わりそうで変わらない部分なのかもしれません。



高松も罪を白状しても別人になった訳ではなかったです。何故マジックは実子を苦しめた高松を断罪しないかというと、シンタローの事で彼の頭がいっぱいだからでは。マジックの関心をシンタロー以外の何かに向かせる事は誰にもできなかった様です。

シンタローとグンマを交換して、青の一族の将来、ガンマ団の次期総帥の命運を自分が握ったという悪い倒錯を楽しんだ高松の果ては。隠居と言うだけなら、かなり軽かったと思います。南国〜PAPUWAで混乱中のキンちゃんをあやす高松を妄想するのが好きです。

それは自分の萌えですが、本当の本の作り手なら、萌えと客観的な部分を両立していると思います。

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