週末が有難いです。原稿をします。
■世の中色々な傾向の癖や趣味があると思いますが、谷崎潤一郎が網羅していない性癖ってないような気がします。
谷崎と言えば、細雪や源氏の様な優雅な世界で有名ですが、本人はトイレや風呂は清潔で近代的なものを好む、よく言えば合理的・科学的、そうでないなら強引な人だったらしいです。熱海に住んでいながら、温泉を好まないなら、何故熱海にいるんだと自分は驚きました。荷風も一時熱海にいましたが、流石吸引力のある別荘地なんだなと思います。
自分のバイブルの一つである細雪を再読しています。このペースだと年に一回読むんじゃないかと思います。漫然と読んでいても十分楽しい谷崎作品ですが、高松に何かさせたくなった場合の参考にしています。漱石も好きですが、根底に明るいものがある谷崎の方が参考にするのに気が楽です。
何冊か前の高松本を見直して、何で高松とキンちゃんこういう事してたんだろと思ったら、谷崎の中編にあった事を真似てたのを思い出しました。谷崎作品のヒロイン達、春琴の様に、愛される立場の人はしんどそうだなといつも思います。
谷崎に倣うなら、キンちゃんもそういう方の人を好きなってしまった辛さがあるんでしょうか。キンちゃんもお気遣いの紳士ですが、高松の場合、全ての理性と全ての愛情をキンちゃんに注いでいるため、自分の性癖くらいでキンちゃん苦労してしまうのは嫌かもしれません。
■前橋に行く用があり、敷島公園のばら園に寄りました。電車とバスで行ったので、夜間のライトアップなるものは見てこれませんでした。バスも本数が無く、終電ギリギリの5時台の便で家に帰りました。車で来る人の方が多そうな場所です。
バラと言えばあらゆる妄想を許す存在ですが、ウテナでいつもアンシーがバラの世話をしていたなと思いました。季節感の少ないアニメだったせいか、アンシーがいるのが温室だったからなのか、バラはいつも満開でした。
敷島のばら園は、見ごろだったと思います。アニメや漫画の様に、隙間なく埋め尽くされている訳では無論なく、普通にバラの間を散歩して、売店でバラの苗を見たりする、公共の場でした。毎年春か秋には行っているので、自分の年中行事になっています。
高松の趣味は園芸だそうですが、食べられるものばかりアニメで登場してたなと思いました。生物兵器なんて、やばいものの筆頭ですが、流石子供向けギャグアニメとしての使命を完遂した作品だと思います。
アニメの高松は、武器と思しきスイカを食べられ、ホウセンカの根っこを食べられています。アニメではシンタローが植えた花を基にして武器にしたので、巨大化・増量しても無害なんだろうなと思いますが、高松が本当にあかん男だったら、スイカ他を口にできないようにしたのではと思います。
アニメの高松は詰めが甘いと言うか、本気じゃなかったんだなと思います。(ルーザー様の息子である)シンタローが孤島で年単位のバカンスを始めたので、理由付けて様子見に来たんだなと思ってます。ルーザー様の息子に、毒を盛る事は出来ないでしょう。
南国後、自分の育てたバラでジャムを作ってキンちゃんに食べてもらったり、精油して整容に使ってもらったりと、高松の本気が出そうです。ツヤツヤリラックスキンちゃん。 |
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