■最初に夢みたいな事を書きます。キンちゃんはご存命中のルーザー様に直接会った事がありませんし、仮にルーザー様が長らえても、仕事と兄弟孝行に明け暮れる方なので、父息子の時間は少なそうです。
いずれの場合でもキンちゃんはルーザー様を父親だと認識しています。何かしてもらったとかでなくて、生来的にそう思うのだろうと思います。容姿と性格、体質が似過ぎているし、いずれの場合でもキンちゃんの側には高松がいます。
高松の中のルーザー様が正当かどうかは怪しいですが、キンちゃんの、自分の大好きな人の大好きな人は、やはり自分の大好きな人なのだろうと思います。高松もいずれの場合でもキンちゃんに期待させすぎないように、自分の願望をキンちゃんに注ぎ込まないようにとかなり注意すると思います。
その辺のせめぎ合いを書く(描く)のが好きです。最初は優雅に冷酷その花を摘む者で行こうと思っていたのに、最近はいつか一緒に輝いてになっている夢見がち。
■自分の安心できる場所ってどこだろうと思いました。日本は平和ですし、群馬も平和です。山奥なので知らない人がいれば一発で分かる土地柄です。交通渋滞もあまりなく、電車も一時間に一本なのでゆっくり走ります。幸い私の家族は皆元気ですし、飼いネコも飼いイヌも健康です。
もしそういう神に感謝する幸福とは別に、別の安心があるのなら。今まで読んできた本の世界とか、今書いて(描いて)いる原稿の中とかなのかもしれません。一時は人生の苦楽を共にした三国志の世界とか、ある意味生涯の友の漱石とか。
群馬や家族という生来の幸福と比べるものではありませんが、やはり自分には大事なんだなと思います。熱烈に。谷崎を100回読んでも誰も何も言わないと思いますが、異性の足の裏の拓本を目立って集め出したら怖いので、悪魔的な行動には出ないと思いますが。
■夢をよく見ます。自分はどこかの草原にいて、空から宇宙船が降ってきて潰されそうになる夢とか、学校のバトミントンの授業で失敗して笑われる夢とか、よく覚えています。前者は何かのアニメのワンシーン、後者は多分に現実です。夢を怖がると言うか、現実の世界で余計な事ばかりするから罪悪感が夜更けに蘇るのでしょう。
夢を見ていて、ああ自分が今何かしているという夢はありますが、特定の人の顔が出て来る事はまずありません。ハッキリ分かるアニメのキャラの姿はなくなかったですが、現実で対面する人の顔は見ないはずでした。
昨晩、特定の人の姿を見ました。恋とかしているわけでなく、その方への恐怖が夢になったのだろうと思います。夢で会えてよかったというのでなはなく、どうして自分の一番安全な場所にまで、貴方は来るんだという夢でした。まんま、寝室で眠っている私の横に、その方は立っていて、こちらを見下ろしていました。
夢なので起きれば消えます。実際、その方に殴られたとかはないので(同程度の衝撃はあったけど)、今更夢に見たとしても、お互い事実無根です。多分、今感じている恐怖、「一番安全な場所に知らない人が来た」というイメージが、その方の姿になったのだろうと思います。
夢の中でも、やはり自分のとる態度はあまりバリエーションがなく、射殺される寸前の犬飼首相の様に、見下ろすその人に「話せば分かる」と唱えていました。犬飼首相に発砲した人も、その人にはその人の信条があったわけで、多分銃を下ろして話し合っても分かり合えなかったのかもしれません。
流石に自分の夢なので、射殺や暴力は受けず朝になりました。 |
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