madeingermany

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...... 2015年06月25日 の日記 ......
■ 乙女   [ NO. 2015062501-1 ]
■そんな事言われなければ分からないとか、何で言ってくれなかったのかとか、馬鹿で幼稚な自分は時々思う事があります。自分の思っている案件や話題が、その人にしてみれば口に出すのも憚られる内容だった、又はありのまま口にすれば、よくない結果になるからと遠慮してくれたからだとは、頭に血が上っている時は分からないのかもしれません。

ましてや、噛んでふくめる様に言われなければ、真実が分からないあたりでアウトじゃないかという事に思い及んだ時は穴があったら入りたくなります。



義務教育中の事を思い出していました。人間、お勉強が出来て、体が健康ならいいってもんじゃない、周囲の人の事を考えようと最初に教わったのは義務教育中の事でした。

何でもしたいようにすればいい、授業は受けているし、テストもちゃんと解答しているのだから、メンタル面は放っておいてと担任の先生に息巻いた所、一年間、どれ程先生が心を砕いて私に接しようとしていたのか、先生は話されました。

そこまで誰かにしてもらわないと、授業を受けるとか、出席するとかすら危ぶまれる子だったのだと自分は初めて自己嫌悪というものを知りました。手厚く愛してもらって、初めて何とかなっている事は、「何でもしたい事すればいい」と対極の事実です。守ってもらい、やんわりと指導されてもまだ分からず、根拠なく息巻いた自分をどこかに捨てたくなりました。

あれから自分の捨て場所は見つけられていません。大事にしてくれた先生に対し、報いる様な人間にもなっていないですし、墓に入るまで彷徨かもしれません。




■星矢で最も神に近い男は、乙女座バルゴのシャカですが。乙女というワードに全く引きずられず、最強の黄金聖闘士の一人だったシャカはすごかったです。自分は乙女、というワードにある種のパワーを感じます。

原作セーラームーン第4部のキーワードも、確か、「乙女にして戦士、戦士にしてプリンセス」と言うのがあった気がします。最盛期のテレビアニメのエンディングも、「乙女のポリシー」でした。



乙女談義が前振りのつもりですが、以下は高松の話です。最も乙女と遠い存在ですが、相当の淑女だろうと思います。ルーザー様他界〜キンちゃん登場までの高松の内面を思うと、もう役者か何かの気分だったんじゃないかと思います。

ルーザー様の死後、遺児とされたグンマを家族か何かになったつもりで溺愛して、メンタルのバランスを図っているのだと、マジックとハーレムは思ったでしょう。真相を知っているサービスは、高松の内面なんて知った事ないと思います。嬰児交換に高松を誘ったのも、ルーザー様を失った悲しみと怒りを2人で共有したからではなく、単なる手下扱いだったでしょう。

グンマによって高松の心の平安が保たれていたのは間違いないと思います。グンマをルーザー様の遺児とし、覇王マジックに本当のルーザー様の息子を育てさせて、次期ガンマ団総帥にし、権力で潰される事のない地位に上らせる事が高松の夢だったのなら。




そう思うと、シンタロー(=キンちゃん)が権力者になっても、ルーザー様が権力者の兄から死を賜った事を知っている高松には事態の好転と見えても、トップに上り詰めたシンタローにはあずかり知らない話です。むしろ、自由がないとシンタローは嫌がる事もあるでしょう。

本当のルーザー様の息子は何をしたいのか、親でもない高松には相談に乗ってあげられない事なので、結局は高松の一人相撲、悪く言えば陰謀です。大体高松がシンタロー(=キンちゃん)の総帥就任を個人的に祝ういわれはないので、高松にうまみがありません。そんなとこが煩わしいというか、高松の淑女ぶりなのかなと思いました。

キンちゃんが登場してからは、何かと猪突になりがちな彼をたしなめながら、「お前は何とも思わないのか」と逆に怒られていそうです。

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