■細雪を病院の待合室で一時間ほど読んでいたら、橋寺との見合いを読み終え、妙子の有馬行きまであっという間に読んでいました。気になる所があり、皮膚科・耳鼻科・眼科とはしごしてました。夏コミ原稿追い込み前の身体検査でもありますが、あれこれ気になったので。
■夏コミの新刊のタイトルを考えています。長くなく、なるべく英語でないもので。英語は思いついた時はいいなと思うのですが、あとでスペルを忘れて困る時があります。過去、doctorというつづりを忘れ、辞書を何回か引きました。
・お父さんありがとう ・father's day ・happy father's day ・thank you for father ・ルーザー様のお誕生日 ・キンちゃんのお誕生日 ・母の日 ・コングラチュレーション ・お祝い
っぽくなればいいと思います。青の一族にはマジックがいるので、祝う気になればどんな巨大なパーティーも可能です。南国アニメで普通に船上移動遊園地を作っていた人なので。
高松は生粋の金持ちでないと思われ、しかもマジック達の「家族愛」に自分は該当しないと思っていそうで。なら淡泊かというとそうでなく。ルーザー様に振り向いてもらえるなら、感情も願いも捨てて暗殺のための勉学と仕事だけあればいいと思い詰めて、いざ自分にいい事が起きそうだと逃げていきそうです。
人の心理として珍しくないらしく、マリッジブルーが有名な例だそうです。幸福が怖いというあれでしょうか。マリッジブルーと言う感情の波自体想像できないだろうルーザー様は、顔を曇らせる高松を励まそうと園芸雑誌でもコンビニ買おうとし、慣れないものだからバラとか前面に出ていそうな表紙だったゼクシィも買ってしまい、帰宅後新たなる混乱が生じそうです。
■夏コミの本なのに、春爛漫の頃から書いているので季節感がありません。春真っ盛りから、過ごしやすい5月中、ルーザー様の父の日と誕生日で怒涛の6月で、大体入稿になります。夏、夏と思って本を作った事が余りない気がします。
自分は冷え症の上に肌が弱いので、冷房も日光も苦手です。夏はひたすら鉄道旅です。そういう個人レベルの雑感を排した所に、きっと素晴らしい本があるのだと思います。ルーザー様にすねてばかりの高松が、自分に見えてきました。年下のキンちゃんに気を遣わせたり、どうでもいいことでハレにマジギレする高松とか、劇中への高松の尊厳に薄い本です。
「どうしてアンタはルーザー様の弟で、キンタロー様の叔父なんですか」とマジギレされても、ハレもどうしようもない訳で。高松の言わんとする所、言いたくないけどこみ上げる思いは、「肉親であるかのごとく、どうか私を好きになって下さいルーザー様、キンタロー様」だとすれば。
ひがんだり、卑屈になったり、うらやましがったり、ルーザー様とキンちゃんの高松への思いを疑ったり、曲解したりして一人で怒らないで、彼等からの愛を信じて欲しい、という所でしょうか。ハレは家族としてルーザー様から愛されているけれども、2人とも高松を仲間外れにしようとか、居なくなれとか思っていないでしょう。
高松の2人への要求、求愛が我知らず肥大化しての現象なので、怒り疲れたら、黙ってそのへんにいるだろうと思います。理不尽なマジギレを繰り返しそうな高松の友達でいてくれるハレは、いい奴だと思います。 |
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