■ルーザー様でコメディを考えてしばらくになります。塩沢さんと言えばギャグもシリアスも出来る方だったので、ルーザー様も然りだといいなと思いました。
身分差と権力差と財産の多寡で、ルーザー様との恋に後ろ向きな高松。ましてや自分は女性ではない。そんな世間体的な事で恋を諦めるのかという若い気持ちが高松に沸かないのは、恋心が弱いとかではなく性格かなと思います。
生粋の金持ち・箱入り息子なので、高松の葛藤がよく分からないルーザー様。彼の思いつく「励まし」は恐らくトンチンカンだろうと思うので、高松が余計落ち込みそうです。ギャグというかもう、キンちゃんの誕生を待って、高松が笑う様になるのかもしれません。
■細雪も、雪子が御牧との結婚を受け入れる所まで読みました。後は妙子が有馬から帰って来て、雪子も婚礼のために上京する描写があればもう最終幕です。長い小説でありますが、何回か読んでいると小さな言い回しなどが気に入ったりで、短い様に感じます。
細雪の主な舞台は蘆屋ですが、蘆屋の女主人である幸子の身の上にはあまり事件が起きません。雪子も自分から何かする事は無いので、畢竟、妙子が物語のテンションの上下を請け負う事になります。水害にあったり、奥畑をゆする様な事をしたり、板倉に死なれたりと、妙子を苦しめながら細雪は進んでいきます。
雪子が早い頃に結婚していれば、蒔岡家も妙子も安泰だったのかと言うと。恐らくそうでないのでしょう。雪子を相応の他家へ嫁がせることに、鶴子夫婦は何度か失敗しています。幸子も同じで、雪子を嫁がせる事は一つの難題です。お春が見合いの話のために尼崎へそっと帰るのとは大きく異なります。
幸子が雪子と御牧の結婚を喜び、妙子と板倉の結婚を許さないのは家名のためです。家名あればこその幸子の矜持なので、幸子に連なる妹達が「釣り合わない」家に嫁ぐのは祝われる事ではありません。幸子の、「華族と身内になれる」という喜びを隠さない態度に細雪の全てが出ている気がします。
■セーラームーンを好きになった時、誕生日を見ると何となく星座が分かる気になるくらい、うさぎ達の設定を暗記した事があります。美奈子ちゃんはてんびん座だから明るく元気なのか、マーキュリーは真面目な牡牛座だねとか、中学生らしい夢を見ていました。
自分ははるかさんと同じみずがめ座ですが、彼女の常人を越えた部分を思うと、とても「共通点」だとは思えません。
昨日日誌に書くのを忘れていましたが、６月３０日はうさぎとちびうさの誕生日でした。お誕生日祝いの回の漫画もあり、七夕や、夏祭りといった楽しい雰囲気が満ちていて好きでした。
うさぎはかに座です。母性の星座なのだとか。Rの劇場版で「みんなのママ」とちびうさに言われていたくらいなので、なんかいいなと思います。第４部の漫画でマーキュリーは、うさぎが「自分はちびうさと衛がいれば幸せ」と言っていると誤解し、ショックを受ける場面があります。
うさぎの家族というとその２人なので自然と言えば自然な言葉ですが、セーラー戦士とは、プリンセスに常日頃必要とされていないと不安になる様です。
ルーザー様も６月生まれです。異様に５月キャラの誕生日が集中しているので、設定した人にすればあまり思い入れのある月ではないだろうなと思いますが、包容力とか、温かみとか、そこはかとなくあってもいい誕生月だなと思いました。セーラームーンと同じなくらいなので。誕生石は真珠、ムーンストーンだった気がします |
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