■七夕です。ナデシコのルリの誕生日だそうです。彼女の様な年齢に関わりなく、知性と落ち着きのあるキャラが好きです。ルリは要所で激昂する時もあるのが魅力です。
感情って、最も攻撃性が強いらしい怒りをこらえるのをコントロールとは言わず、喜びや悲しみも制御せねば、コントロールにはならないだと知りました。アキトの結婚、アキトの生死不明に心をかき乱しただろうルリですが、ミナトさんが何か言わなければ、ルリの内面は表からでは計りようがありません。
ルリは「黙っていても周囲に私の気持ちを察して欲しい」と言っている訳でなくて。ナデシコで「皆、悲しみや苦しみがある、自分だけではない」と学んだから寡黙なのでしょう。要所を押さえて動ける子、わきまえる分別のある子がルリなのかなと。
■ユリ熊嵐を見ています。可愛い絵柄と内容のシビアさに困惑します。今までの監督の作品から、一個一個の描写には裏があるのだろうと思います。セーラームーンとウテナの時は榎戸さんの脚本があって、主題が比較的分かりやすかったですが、近年更にエッジが効いているなと思います。監督のアニメは舞台の様だと言われるそうですが、自分もそうだと思います。
■学生ルザ高を妄想する時、自分の中高時代では田舎過ぎて参考にならないので、学部時代を持ってくるとして。最高に美化して参照すればどうにかなるだろうかと、考えてみました。文武両道の総合大学で良かったと今思いました。
南国アニメ化部分だと、グンマは自宅学習で博士号まで取ったんだろうかと思わせます。博士課程云々というより、いわゆる頭の出来の違う人なのでしょう。財産も、高松がある程度管理していたとしても膨大でしょうし。
学生ルザ高。場所はさる大学。
年齢的には学生でも、プロの暗殺者兼、ガンマ団の役員兼、科学者という漫画みたいな肩書のルーザー様。高松は名実ともに学生だけど、実家の香川を捨てて、野心あふれるガンマ団士官学校在籍。
普通の大学とはほぼ無縁のルザ高だけども、ルーザー様についてある日さる大学へ行く高松。春らしい溌剌とした空気で満たされた構内には、自分やルーザー様と変わらない若者が大勢おり、束の間の休日っぽい。
ルーザー様曰く。この大学の軍事学の教授が、ガンマ団を批判する記事を雑誌に投稿する予定なので、暗殺するのだという。高松を連れて来たのはカムフラージュであり、普通の学生として構内に入り、教授の周辺を洗った上で射殺なりするという。
高松にしてほしいのは、普通の学生として自分の側で振る舞えという事らしい。受講する学生が教授に近づくのは普通の事であり、クラブ活動等で深夜まで学内にいるのも珍しくなく、一人でいれば怪しまれるかもしれないが、年齢や性格からしてお前なら溶け込めそうだと、ルーザー様。周囲にまずは馴染むのが、暗殺の基本だとか。
命令通り、普通の学生として振る舞う高松。登校して受講して、学食を食べて、受講して、バイトして、クラブ活動して、スーパーで買い物してアパートに帰る日々。暗殺に、スーパーで小松菜を買う所まで必要なのか疑問なのだが、学内ハイキング、昼休みの図書館、一緒にレポート作成など、ルーザー様の側でこなす。
そのうちにマジックの手が回ったのか、雑誌に記事を投稿するのを教授は止めたとの事でお役御免の高松。ルーザー様の命令だから必要不可欠だったのだとはいえ、夢の様な学生生活だったと思う高松。高松には言わないが、総帥の弟としての重荷を下ろし、暗殺など忘れたかのような春の日々を忘れないルーザー様。 |
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