■疲れているのか、色々で痛んだ爪が伸びないので、妄想します。妄想で疲労感をまずとり、その後だましだまし睡眠を取って、明日に備えようと思います。
高松の傲慢さは生来の分もあると思いますが、ルーザー様関連で固定化したのかもしれません。ルーザー様から勉強や仕事を教わり、ついでに頑固で攻撃的な所も譲り受けたというより、「ルーザー様が好き」と言う感情に気が付いた時から、高松の迷走は始まったのかもしれません。多分、南国でキンちゃんに出会うまで迷子です。
好きな人が出来たら、お近づきになりたい訳で。ルーザー様のカバン持ちみたいなもんだったかもしれない高松は、物理的にクリアしています。立派な科学者であるルーザー様のお側にいる学生高松。仕事でいいから、彼の側にいるのが幸せ。
ルーザー様を見ていると、彼の仕事への誠意や研究熱の源泉が兄弟にある事に気が付く高松。家族経営の会社だからさもありなんと思うが、彼の優しさや関心はマジック、ハーレム、サービスの三者にしか向かないのだという事実を知る。ストイックでかっこいいとか乙女脳になる反面、自分の出番が来ない事も知る。
金色のライオンでない自分は、永劫、彼の目には留まらない、消耗品同然の一団員でしかないのだと思う高松。そんな絶望の反芻が南国高松の嫌な人ぶりの遠因なのかなと思いました。ルザ高妄想で自分は補います。
ルーザー様が生来的に大切にして来たのが兄弟で、意志的に大事にしようと決めたのが高松とキンちゃんならいいなと。ライオンの子にはなれない高松だけど、子ライオンのキンちゃんを育てる事に生き甲斐を覚えるとか。劇中でも高松はどう思っていようとも、4兄弟の高松への態度を見ると、相当特別にされていると思います。
■アラシヤマは長い事、誰かに「あいつも大変だなあ」とか「自分も頑張ろう」という、肯定的な思いを抱いた事がないのかもしれません。マーカーと一緒にいる時は、彼が絶対の存在であり、しるべの様なものだろうから、対等の感情自体抱きにくかったのかもしれません。
自分は田舎者なので「田舎者は黙っていろ」、ないし上から目線で「弱い奴は物言うな」的な感じに振る舞われたら嫌かもしれません。入学前にマーカーの訓練をアラシヤマが受けていたとしたら、アラシヤマは得意な顔を周囲にしていたでしょう。そんな優位的な時間はなく、謹慎生活でしたが。
なんで友達の出来にくい振る舞いを、アラシヤマが取るのか。高慢、傲慢だからというのなら、話は早いんですが。意外と仕事熱心で、全然の他人にならそこそこ社交的な彼に、傲慢とか不遜とか言うのもどうかなと。
「自分かわいそう」という思いをアラシヤマは出してしまうのかもしれません。友達が出来にくい性格は仕方ないとしても、友達が出来ない自分はかわいそうだから、自分に周囲が合わせればいいと、もしアラシヤマが片鱗でも見せたら、もっと友達が出来ないでしょう。
炎も、彼自身のものとしてコントロールできるようになるまでは、苦労と孤独と恐怖を招くだけだったとするなら、アラシヤマはかわいそうです。でもシンタロー、ミヤギ、トットリ、コージ達も苦労はある訳で。彼は相手の悲しみや苦しみを無視していたのかなと思いました。
(シンタローに向かって迂闊に「総帥の息子で大変ですね、弟さんが幽閉されていて気の毒ですね」と言えば、ちょっと大変な事になる気がする。アラシヤマがシンタローだけ心のターゲットにし、彼の家族や立場については比較的緩やかな応対だったのはよかった。) |
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