■自分は二次元に自己投影する方です。感情移入しないで読んだ方が、物語やキャラをちゃんと理解出来るのかなと、時々思います。
読みたくなったのでヒカルの碁が今手元にあります。佐為が好きです。碁に熱心なヒカル達が好きです。ヒカルの場合、家、学校、院生、プロと様々な暮らしが展開されますが、不思議とどのヒカルもヒカルらしいなと思います。よく、劇中のキャラが成長したり、舞台が大きく変わったりするとついていけなくなる時がありますが、ヒカ碁の場合は気になりません。
自己投影、感情移入は大変気持ちがいいですが。学生でも院生でも碁のプロでもない自分の扱いはどうすればいいんでしょうか。困っても側に佐為はいませんし。
そういう時は、まずは出来る事をしようと思う様にしています。ただ、無駄に年をとってあたかも周囲の変化に自分がついて行っている様な錯覚があります。何が自分に出来るのか出来ないのか、見極めが下手です。若い頃なら、無茶や猪突も許されたかもしれませんが。何かが出来ない事が駄目なのではなく、出来ている様な錯覚に陥るのが駄目なんだろうなと思います。 碁は出来ませんが、いつも見守ってくれて、叱咤もしてくれる佐為が欲しいです。
■PAPUWAの声優さんが何人か乙女向けドラマCDに出ていまして。南国&PAPUWAを読み直し、見直ししながら、同時進行くらいで乙女向けのものに触れていました。癒されました。月刊男前図鑑を主に聞いていました。
多分南国&PAPUWAの原作者は意識してないと思いますが、いい意味で読み手をだましているのが南国&PAPUWA、及び同一原作者の作品なのではと思います。乙女向け作品にも言える特徴かもしれません。
リキッド似の男性は現実に存在したらしいので、全てが虚構ではないのかもしれませんが、それでも「女性と婚姻するリキッド」なるものは劇中に出てこないので、あのリキッドでも虚構の存在に数えられます。
マジックを始めとする青の一族も、架空・虚構・ファンタジーであり、乙女向け作品のヒーロー達くらい、想像上の存在だからいいのかもしれません。高松なんて、内面は女性以上に女性で、二次元らしくて好きです。
乙女向け作品に現実ではありえない要素が時々ある様に。大人気アイドルに一目惚れされるとか、幼馴染が有能な政治家になっていたとか、天才的な芸術家にモデルとして見初められるとか。作品を作る方も観賞する方も、暗黙のルール的なものがあるんじゃないかと思います。
南国&PAPUWAの原作者さんの場合、そのルールを意識しないからこそ自由に筆を動かせたのだろうなと思います。チャン5とか、世の中にある暗黙のテンプレを意識すれば綺麗にまとまった作品になったろうなと思います。紅達兄弟のお話、全三巻くらいのスッキリした物語が読みたかったとふと思いました。 |
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