madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2015年08月26日 の日記 ......
■ 匂宮(源氏)   [ NO. 2015082601-1 ]
■昔好きだった少女漫画家さんと、南国&PAPUWAの原作者に、共通点が多い事に気が付きました。両方インパクト重視な作風だなとは前から思っていましたが、ピンポイント傾向なのも同じでした。漫画は巻数が多ければ多い程よいと思っていそうな感じも。

スクランブルと言う漫画に、美少女と思われていたキャラが実は男性であったという描写があるんですが。雰囲気や生活で性別が判明という訳でなく、ずばり局所で説明しています。カミヨミでも局所好きなんだなと思いました。ジャンやロッドという脇役の局所狙いの描写は趣味の範囲だと思いますが。主役クラスでも同じでした。

好きだった少女漫画家さんも、しっとりした女性らしいムードの濡れ場より、局所狙いの描写の方が好きのようです。狙うにしても、濡れ場を描くなら相当の画力と説得力がないといけないのでは思いました。りぼんで看板漫画家だった時も、付き合ってもいない男女が胸を揉み合う絵を嬉々として描いていたので、お話の展開や心理描写より局所命なのがよく分かります。



■今の政権はあんまり人文系に優しくなさそうですが。大学とはという論議になるなら、最終的に神学部が尊重されるべきだとふと思いました。中世のヨーロッパでは聖職者が何より重要だから、神学部が尊重されたとか。あとは法学、医学が最も古い学部なのだそうです。

ただしこの学部の考え方は、あくまで身分社会であった古代ギリシアが元らしく、農業や工業といった本当の労働は奴隷が行っていました。学部の話なんてのが出るのは、身分ある男性に対してだけです。今の政権は労働者を作りたいのなら、大学と言う珍奇な場所をいじらないで、実際的な事に投資すればいいのにとも思います。




■源氏について、つらつら考えていました。10年に一度くらい自分の中で源氏ブームが起き、この間谷崎源氏を読破したので、記憶はやや新しいと思います。

源氏中盤のヒロインの一人と言えば、朧月夜尚侍です。朱雀帝のお妃様と言って差し支えない女性ですが、入内したわけではなく、立場は尚侍です。入内前に源氏と関係を持った事が露見したからだそうです。

魅力的な女性だったんだろうなと思いながら、ふと、これって異母ではあっても、叔母さんを甥同士で争い合ったんだなと思いました。朧月夜の強固な立場は、桐壺帝の弘徽殿女御の異母妹という事に寄ります。

朧月夜→桐壺帝の義妹
源 氏→桐壺帝の息子
朱雀帝→桐壺帝の息子

異父、異母兄弟姉妹が時代性もあって大変多いのが源氏なので、野暮な事は言いませんが。朧月夜は甥2人と関係したんだなあと思いました。

外でも

六条御息所→桐壺帝の義姉
(彼女の亡くなった夫は桐壺帝の兄らしい)
源氏→桐壺帝の息子

なので、やっぱりこっちも伯母甥の関係になるんでしょうか。えっと思っても、彼女程教養と品位のある女性を、若い源氏が色恋に引きずり込んで苦しめた事の方が許しがたいです。

後は

浮舟→桐壺帝の姪(源氏の叔父の子)
 薫→桐壺帝の孫(源氏の子)
匂宮→桐壺帝のひ孫(源氏の娘の子)

薫から見ると、従妹の浮舟を甥の匂宮と争っています。人間関係が内輪で完結しているので、カオスです。儒教的に言えばあり得ない人間関係図の様な気がします。薫と匂宮は叔父甥ですが、匂宮の方が年上らしいです。柏木と女三宮が子をなす前に、明石中宮が入内しているので、源氏は自分の孫が出来た後に、自分の第三子を得たという事でいいのかなと。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: