■二次創作の話です。キン高。キンちゃんは高松に対して、いつか態度を決める日が来るんじゃないかなと思っていました。初恋らしい純粋な思いを尊重しつつ、高松もキンちゃんの将来を思うなら、身を引くなり覚悟を決めるなりするのだろうと思いました。 そんな事もなく、結構なあなあで書いています。キッチリ高松を書くともれなく彼が不幸になるので、無意識に回避しているのだと思います。PAPUWAで復活した高松、部屋のいたる所とキンちゃん&グンマが鼻血まみれなので、恐らく、高松が2人を抱擁しようとして避けられ、軽く鬼ごっこになったんだろうなと思います。
グンマは高松に可愛がられまいと逃げ回り。高松はわざとグンマを追い、キンちゃんの制止を待って、遊戯を止めるのかもしれません。高松はわざとはしゃいで見せたというか、静まりかえって話しにくい雰囲気では、キンちゃんが困るだろうと思ったのでは。
■以下は憶測でしかありません。90年代前半の群馬の山奥で、当時感じていた事を整理したいと思います。
山奥ですが、テレビ番組は東京と同じものが見られるので、大体のグンマ人は「自分達は都内と同じ文化圏で暮らしている」と思っている気がします。都内どころか、埼玉に出ても「群馬ってどこ」と聞かれそうな気がしますが。
山奥なりにバブル景気の影響が及びまして、GS美神であったような、リゾート開発や不動産の売買が当時見受けられました。
そんなか、当時の少年達の間では「パプワくんのグンマって、群馬県出身なんだぜ」と話題になっていました。多分、ルーザー様に選ばれし女性が群馬出身だったのでしょう。
南国&PAPUWAに満ちているムードの一端は、あの過熱したバブル景気に遠因があるのかもしれません。マジックは西武鉄道の様に貪欲ですし、ガンマ団も上がり調子だった当時の日本企業の様です。
バブルの頃は、戦後の男性達がかつてないくらい自信に満ちていた時期だったのかもしれません。女性もハイテンションだったと思いますが、南国&PAPUWAには女性キャラが僅少なので男性キャラでしか察せませんが。なかよしで連載されていたすずめちゃんに出て来る男性達も、企業戦士です。あれはギャグ漫画だとしても、実際かっこいいサラリーマンが多かったのでしょう。
その後の長い不況まで、作品世界に反映していたら面白かったのですが、それはなかった様です。同時に、原作者の一番身近であろう男性、お父様は時勢や景気に踊らされないだろう職種の方です。そのせいか、原作者の男性観は大変安定していると言うか、作品から想起されるのは立派な知的エリートの男性、もしくはタフな企業戦士ばかりです。
いびつではあっても、ルーザー様やキンちゃん、高松の様な有能な科学者が普通にいて、心戦組の皆さんの様な働き者の男性が描けるのはすごい事だと思います。
お父様や各種企業人が念頭にあるかもしれないキャラ、マジックやイリエ総統達に対抗する意味で、フリーなリキッドやシンタローがあるのかもしれません。子供であるパプワ、コタの方が「大人と子供」みたいな対比になって面白いんじゃないかと自分は思いました。 |
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