madeingermany

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...... 2015年09月21日 の日記 ......
■ 英国恋愛小説   [ NO. 2015092101-1 ]
■南国後というと、独立心豊かなシンタローの独壇場ですが。以下は根拠のない雑感です。


・父親と同じ髪型、同じ洋服、ほぼ同じ仕事を受け入れたキンちゃんに、独立の覚悟があったのだろうか。グンマは新しい父親であるマジックや、兄弟であるコタ、シンタローとの関係が築けていたのだろうか。

・シンタローの独立の相棒はミヤギ、トットリ、コージ、アラシヤマになると思うが、ミヤギ達の絶対の王者は依然マジックであり、もしシンタローの決定とマジックの決定が食い違う場合、彼等は悲惨だ。

・キンちゃん、グンマはミドル陣から見れば可愛いヒヨコでも、一応成人しているのだからシンタローと共に歩む力量はあると思う。ただし、今まで歪んでいたとは言え、マジックとの充実した父子関係、愛するコタローとの時間があったシンタローと、今まさに卵からかえったキンちゃんとグンマは同じだろうか。



・なんだかんだ言って、大好きなパパから無償で恩恵を山ほど与えられているシンタローに、「マジックの時代と一線を画したいのは分かるが、家族である貴方とマジックの思考や性格にいかほどの差異が見つけられるのか」と聞いたら、怒られそうだ。

・シンタローの協力者に、本当にキンちゃんとグンマが挙げられているのか分からないけれど。本当の家族の味をいまだに知らないグンマと、某医者が親代わりであるキンちゃんには、まだ父親と呼ぶべき存在が必要だと思う。グンマの「家族は一緒」という夢と、シンタローの目指す生き様は両立しないと思う。

・マジックと一線を画すと力むシンタロー、家族の分断だと泣くグンマ、寂しいなら留守番に高松を呼ぼうと言い出すキンちゃんと、従兄弟衆のカオスを想像した。

PAPUWAのグンマがいつも微笑んでいるのは、泣いたり怯えたりすると、大事な家庭に他人の医者が来る隙が出来てしまうからかも。キンちゃんはシンタローと仕事しながら、黙って勝手に何でも高松に相談していそうだ。




■仕事でじっとしていないとならない時間があったので、持ち込んだ本を読んでいました。本当は昨日仕事の日だったのですが、ガン流に出られなくなるので代わってもらい、今日仕事して来ました。

読んだのは、ジェーン・オースティンの説得、説得を読み終えて高慢と偏見を少し読みました。これこそ英国ラブストーリーというか、ナポレオン戦争も、WW1、WW2も、英国民の文化生活を押しとどめる事がなかったのだと思わせます。何百年前の大学の校舎が残っている英国ですが、たおやかな恋愛文化もまだ息づいているのかもしれません。

漱石も高慢と偏見を読んでいるそうです。自分がオースティンを読んだのは、漱石が読んでいたと聞いたからだった気がします。漱石の小説は家庭内の問題を扱ったものが多く、オースティンを思わしめる部分がありますが、出会い・ドキドキ・相愛・結婚と絶対になる女史の小説より、漱石は暗めです。




あくまでイメージですが。日本は、江戸時代以前のがむしゃらな感じの恋愛も、成熟した江戸時代の男女間も、明治・大正のモダンさも失い、戦後アメリカっぽくなった気がしてそうでもない迷走時代のままの様な気がします。江戸時代の恋愛ものとか読んで、共感できる自信がありません。

源氏物語は面白いですが、何年も注釈や平安時代についての本を同時に読んだから、何となしに分かる気がします。国語の授業でまず基本を教えてもらわないと、分からない事だらけです。なんで源氏には何人もの奥さんがいるんだと、そこからです。まして源氏の婚姻関係は当時の大貴族としては不規則らしいので尚更面倒です。

英国の古典も現地の方達には同じなのでしょうか。シェイクスピアを読まないと、クリスティを本当に楽しめないかもしれないと最近思うのですが、シェイクスピアには詳しくありません。マクベスは以前お芝居で見ました。

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