madeingermany

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...... 2015年09月23日 の日記 ......
秋分の日


■ 積善館   [ NO. 2015092301-1 ]
■高慢と偏見を読んでいます。

英文そのものでは読めないので、和訳を読んでいます。訳した人によって有名な最初の一文ですら訳が異なるのだと驚きました。「若いお金持ちの独身男性には奥さんが必要だ」という意味の一文なのに、図書館で既に二通りの訳を見つけ驚きました。

その前に読んだのが、説きふせられてでした。ヒロインのアンの会話が、「貴方のハズは」と言う言い回しで驚きました。漫画のサザエさんでくらしか「ハズ」という言い方は見た事がありませんでした。「貴方のご主人は」ないし「貴方の旦那様は」でいいと思うのですが。

清楚なアンが蓮っ葉に見えました。漱石の三四郎の与次郎が三四郎に、「君は美禰子さんのハズバンドになれると思うか」と言っていたのを思い出します。行人でも確か「女はハズバンドに駄目にされる」と一郎が言っていたと思います。漱石の場合は、夫と言ってしまうと、精神的な意味合いが薄まるのであえてハズバンドと言うのだと思います。

スプーンおばさんでは「御亭主」と旦那さんの事を言っていました。言い方は色々ありますが、ハズはないだろうと。



■何で自分は、亡父と同じ髪型で同じ服を着ているキンちゃんに違和感を感じないんだろうと思いました。似合っているからとか、仮にキンちゃんがお父さんと同じ格好が嫌なら、あの性格だからハッキリそう言うんじゃないかと思ったからもありますが。

怪我をしても尚自分をかばってくれる高松が狂喜乱舞する事なら、キンちゃんは受け入れるだろうなと思います。ガンマ団に落ち着くには一番いい選択でもあるでしょう。シンタローは何だかんだ言って赤い総帥服を着ているくらいなので、キンちゃんがルーザー様と似た様な立場に就くのはむしろいい事の様に思います。

関係ない話ですが。県内の古い温泉旅館だと、創建した人の名前を代々受け継ぐ所もあります。若社長が独立したり、近代的なホテルに作り替える事もありますが。四万温泉の積善館は最近は違うそうですが、代々関善平さんと名乗っていたそうです。




グンマから見れば、寂しい事でしょう。でも高松からすれば、必死な話で。グンマをか弱いとか優しい子だとか見なすのは外見だけの事で、グンマの目は両目秘石眼です。マジックの若い頃の子供ともなれば、多少愛らしい顔でも、ある程度は父から受け継いでいるものがあると思います。

グンマが大人の高松にいい様にされていたのではない、高松が未知の、下手すれば人外とも言えるグンマに怯えて暮らしていたのではと思います。機嫌次第で簡単に人を殺せる立場の子で、何をしても許される子です。何となしに、「可愛いグンマ様」「大好きな高松」という暗示をお互い常に施さないと、高松は生きながらえなかったと思います。

キンちゃんは高松にとって本当の主人であり、もし自分が渡り鳥なら一緒に空を飛びたいと思ったくらい、近しい存在なのだろうなと思います。グンマの巣立ちについてはある意味無関心だったのに、キンちゃんのためなら、可愛い子には旅をさせよの気持ちで思い切る高松。

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