madeingermany

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...... 2015年09月29日 の日記 ......
■ 高慢と偏見   [ NO. 2015092901-1 ]
■先に楽しい事を書きます。南国後、キンちゃんは高松と仲良くなったろうなと思います。南国ではグンマがらみで(わざと?あえて?)発狂寸前にまでになる高松でも、キンちゃんの言う事なら耳を傾けそうです。

グンマに高松を制御する影響力はなかったのか。キンちゃんの場合、顔も声もルーザー様と瓜二つであるという点と、高松は心底キンちゃんの全てが可愛いのでしょう。



■いい加減年をとったので、何年も前に読んだ本を読み返す事が増えました。細雪なんて、妙子よりずっと若い頃に読んだのに、今では鶴子の方が年が近いです。末っ子の妙子より、三女雪子の方が若いと賞賛される不思議。

若い頃は、なんでこの人こうなんだろうと小説を読んで思ったものです。言いたい事を言わないとか、やりたい事をしないとか。価値観はそれぞれなので、小説として楽しめるならいいと思う様になりました。

南国&PAPUWAでも、一途なキンちゃんや根性悪の高松、依怙地なルーザー様にはすぐ共感できても、よく分からないキャラはやはりあります。笑顔の絶えないキャラとか、明るく献身的な人とか、多分自分に少ない要素が彼等にはあるのだろうと思います。



ジャンについて考えていたら、ごく身近にジャンそっくりの人がいて当惑しています。ジャンは、高松からルーザー様を奪い何とも思いません。当時ジャンも絶命したと思われていたから、高松も一時はジャンを許す気になったかもしれませんが、何もなかったかの様にジャンは現在ガンマ団にいます。

結局、ジャンに塗炭の苦しみを味わわされたのは高松一人なのでしょう。キンちゃんの世代で当時の苦しみを蒸し返しても、ジャンにはサビがいるので誰も手出ししないでしょう。PAPUWAの最高権力者シンタローも、高松の味方ではありません。単なる性格悪の嫉妬騒ぎ扱いでしょう。

自分はジャンの様な身近な人を前にして、苦しみだけ私に与えて、問い詰めれば忘却済と言う人に対し、高松の様になれるでしょうか。側にキンちゃん、喜びの源泉の様な存在があれば出来るかもしれません。




■高慢と偏見を読んでいます。映画になったものを見た事があるので、イメージするのに助かっています。ダーシーの求愛、エリザベスの拒絶、リディアの駆け落ち騒ぎ、ウィッカム再登場と猛スピードの小説です。

ビングリーが引っ越してきたくらいの、家庭的なおっとりした描写が好きなのですが、エリザベスがダーシーの求愛を受け入れだしたあたりから、エリザベスお得意の冗談や警句が減る気がします。ダーシーと言う強い男の前では、肩肘張る必要はないでしょう。



ミセス・ベネットの感情の激しさは滑稽でもあり、彼女がリディアを溺愛した理由が分かります。ミセス・ベネットは自分の若さと明るさ、美貌で現在の地位を手に入れたのです。自分と同じくらい元気?なリディアに共感するのでしょう。

五人姉妹がジェインとエリザベス以外は愚かな子だと何回も語られますが、上手く行っている限りは皆いい子に思えます。小説として楽しいからそう思うけれど、リディアの様な女性に手を上げてみても性格が変わるはずはないので、小説として楽しむのが丁度いいです。

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