madeingermany

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...... 2015年10月06日 の日記 ......
■ ユートピア   [ NO. 2015100601-1 ]
■読もうと思っていた、クリスティーの春にして君を離れを読もうと思います。タイトルは目にしていましたが、読みたいと思ったのは初めてかもしれません。女性の内面、みたいなのが読みたいです。



■PAPUWAで、赤青の一族の内容について形にしようとしたのはいい事だったと思います。赤の方はいつものファンタジータイプの描写だったので、何故か混じっているリキッド以外には納得しました。青の方も、リキッドがガッツリ食い込んでこなかったら、別のものになったろうと思います。

でもリキッドを出さないと、もう原作者のモチベーションがゼロだったのだろうとも思います。PAPUWA世界のストーリーテラーならキムラがいるのだから、赤とも青とも無関係のリキッドはあくまで探訪者、メーテルとしてキムラが動けばなと、ちょっと思いました。キムラが好きです。



マジックについて、何故これだけ巻数を進めて置いてああいう描写になったのだろうと思いました。原作者の筆は「可哀そうな自分」を語る時に雄弁になる特徴があると思うので、その面の発露と、マジック個人の本当の苦しみが描かれていないせいかなと思いました。

ミツヤがあかん、ルーザー様がやばいと言うのはあくまで理由であって、彼等をどう感じていたのかマジックの本心が分かりません。父の死で自分がガンマ団の中心人物になってしまった困難はあれど、マジックの内面が見えて来ません。息子のコタには、想像もつかないものがマジックにはあるんじゃないかなと思います。

女の子ですが、ウテナの棺の中のアンシー、ペンギン帽をかぶった緋毬、ユリ熊嵐の膝を抱える紅羽みたいな、自己実現に踏み出せない自分、みたいなのがマジックにもあったのかなと思いました。




■昨日からの続きです。南国の高松は、グンマに嘘をついていた訳ではないと思います。高松の思う幸せをグンマに届けていたと思います。高松の思う最上級の幸せ。

・ルーザー様の血縁である事
・干渉してくる親その他がない
・働かない
・いじめられない
・貧乏しない
・ブロンドでブルーアイズ、アラバスタ―の肌
・華奢で泥イジリなんて無縁の指先

全部、高松にないものです。高松はルーザー様と他人であるし、勤労学生&過労の医者、周囲は敵だらけで、貯蓄に勤しまないと将来が不安です。讃岐弁を全く話さないのは何かの決意でしょうか。瞳は星の如くとは言い難く黒色、髪も太めの黒色、肌は一目で南国生まれと分かる小麦色です。

自分と何も重ならないグンマに、お菓子やオモチャを与え、いじめっ子から大人気ない暴力で守る事を、高松は無意識に自分にないものを得た気がして、していてたのだと思います。



高松は、グンマが本当の息子だったらもっと厳しくしたでしょう。突き放す事もあるでしょうし、言葉で責める事も、からかう事も、人として越えねばならない壁とか提示したでしょう。グンマは自分の延長上にある存在ではなかったのでは。

グンマには全てがいい迷惑でしょう。高松は好きな相手には甘い男なのだと思ってみても、キンちゃんになら時にスパルタになれる高松を目にすると、何か思ったかもしれません。

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