■春に房総へ行こうと思います。房総という地名を知ったのは、漱石のこころが最初だったと思います。
電車で房総一週は夢の一つです。いすみ鉄道に乗る時間はないかもしれないけど、千葉に鉄道が走った頃に思いを馳せ、総武線・外房線・内房線に乗ろうと計画していました。
宿泊先は安房鴨川付近だとして。宿の夕食の時間に間に合うように到着するなら、東京から安房鴨川までバスが早いという結論になりそうで動揺しています。確かにバスだと恐らく半島の中心を突っ切って走りますし、停車時間、乗り換えなどがないので早いのです。
外房線か高速バスかという迷いでもあり、宿での房総らしい夕食を諦めて、普通の外食にするのかの葛藤になりました。安房鴨川に泊まった翌日は、内房線にのんびり乗って群馬まで帰るので、東京〜安房鴨川くらいは、節約するのも一つなのかなと言う結論になりそうです。
■マジックについて考えていました。
・マジックのコタの扱いは最初からあんな感じだった。でもマジックも、周囲の大人からああやって扱われていたのではないかと思う。両目秘石眼の男の子なんて、腫物扱いだったかもしれない。
周囲の大人は従わせるか殺すかだったマジック。遊び相手の子供もいない。本人が言うように、やっと心を開ける相手がシンタローだったとするなら、シンタローの愛情がコタローに注がれる事態は焦眉に思えたかもしれない。
シンタローとすると、自分を愛してくれるマジック、そのマジックの次男が自分の様に父から愛されないなんて、理解できずパニックに。他人なのに、生き別れの母親の様に心配する高松。青の一族は肉親にも妥協が無く、好きなら相手を溺愛するけど、そうでないなら躊躇なく捨てるのを高松はよく知っている。
・コタ幽閉の前哨戦はマジックの少年時代だったかもしれないけど、ルーザー様との関係も、マジックを頑なにした遠因だったかもしれない。何か月も家にいないパパ曰く、弟の面倒みなさい。弟なんて欲しくないし、弟がいるから、自分は大好きなパパと一緒にいけないのだと憤るマジック。
ルーザー様は兄に学校のテストや、部活動の賞状を見せて喜んでもらおうとする。一応見てやるマジックだが、弟のテストにもフェンシングにも興味ない。ルーザー様さえいなければ家になんていなくていいのだから、イライラする。
ルーザー様は生来好奇心も探究心も旺盛なので、勝手に家から通学以外でも出ていっていそう。自分は家から出られないから、ルーザー様を更に厭うマジック。
ハレとサビが生まれた時には、弟の面倒を見る事に慣れたので、2人を溺愛するマジック。ルーザー様も弟達が可愛いのだが、性格が奔放過ぎて育児向きでないので弟達に恐れられる。
成人になりつつあったサビの色恋沙汰の解決にもならないのに、ルーザー様をジャン殺害の下手人に仕立て上げ、ルーザー様自身も兄に見捨てられ、南国前夜終了。
・・・・・マジックは可愛げがなく、強い態度に出て来る相手を好まないんだろうなと思います。ルーザー様は何かにつけハッキリ言う人でしたし、コタローも、嫌なら嫌と言う子でしょう。コタ幽閉と、ルーザー様の追放は似ている気がします。 |
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