■通常妄想のキン高です。
キンちゃんについて興味の尽きない所は、あんなにシンタローを殺してでもマジックからの愛情を求めていたのに、自然と大人しくなった事です。高松に懐いたからというのが理由の一つかなと思いますが、高松とて最初は補導くらいの事しか出来なかったでしょう。
原作者は、キンちゃんをシンタローのライバルとして出したけれど、結局優劣は最初から決まっていて。南国はシンタローに愛情も友情も集中します。シンタローは普段通り、刺客?のキンちゃんに優位を見せつけるのいいのですが、フェードアウトするには存在が大き過ぎるのがキンちゃんです。
島でのドタバタの際は夢中で忘れていても、キンちゃんの孤独と焦燥が止んだとは思いにくいです。療養中の高松が渾身でキンちゃんを説得した、と自分は思っています。青の一族の親和力、シンタローの影響力、をもってすれば単純明快なキンちゃんの変貌なんですが、全部妄想です。
献身的に世話をしてくれる高松を大好きになったキンちゃん。高松の口癖は、「お父様の様な立派な方になって下さい」「貴方はお父様にそっくりです」等でしょう。高松の笑顔と優しさを思うに、肯定的なメッセージだろうとは思うけど、高松が一番好きなのは父であって、自分ではないと、すねるキンちゃん。
キンちゃんのスネを知り、貴方に嫌な思いをさせるのならお父様の事は口にいたしません、申し訳なかったと謝る高松。高松がものすごく元気がなくなり、自分を目を合わせても辛そうに溜息を吐くので、キンちゃんの根負け。
長かった髪を高松に任せて父の様に切ってもらい、勉強全般も高松にエンジンがかかったのでスパルタ式へ。貴方はお父様の代わりではないし、ご自分の幸せを見つけて欲しい、けれど、貴方にとても素敵なお父様があるのだとは時々思い出して下さい、との事。父親から、母代わりともいる高松を譲り受けたかのように、キンちゃんの人生が始まる。
そういう本を、冬にまた作ろうと思います。よろしければお付き合いください。竹淵
■房総について一日考え、やっぱり外房線に乗りたいと思いました。バスが早くて安いのは数字が出ていますが、ここは、内田先生の様に鉄道で房総に行きたいです。夕食は宿に都合してもらえる様なので、特急わかしおに乗って安房鴨川に行きたいです。
趣味は何事もそうだと思いますが、先人のやり方があるんだなと思います。自分の趣味は読書と鉄道と温泉で、読書と温泉は体調やその時の嗜好で楽しみ方を変えられても、鉄道はある種の作法があるのかなと思います。
パッと思いつくのは、鉄道に迷惑をかけないで楽しむ事でしょうか。鉄道は駅から駅に電車を乗るためのものなので、鉄道そのものを好むために乗る様には設計されていません。乗り心地がいいとか、車両がかっこいいとかは、あくまで移動する手段の快適さを追求した成果なのでしょう。
この間、秋葉原駅近くの万世橋跡地にやっと行って来ました。ターミナル駅だった場所と言うと、飯田町(飯田町駅)さん、かつての両国がこんな賑やかな場所だったのでしょうか。飯田町も両国も、今でも賑やかな場所ですが、彼等の過去が自分の思い出の様に思えます。 |
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