■以下は妄想です。
高松はキンちゃんを、マナーのお勉強という事でレストランに何回か連れて行ったんだろうなと思いました。もしくは総帥の私邸の食堂の方が普通のレストランより豪華なので、伯父上の家でとか。
ルーザー様もよく高松を連れ回したんだろうなと思います。ルザ高の場合、御曹司と奉公人という分かりやすい外見だったでしょう。キン高の場合マナーのお勉強はするとしても、キンちゃんをテーブル越しに指導するだけでは高松は収まらないだろうなと思いました。
・南国後、父親に再度の死を与え、母親(仮)は大怪我して治療中という不安を抱えたキンちゃんは、高松の目が覚めて元の様に笑ってくれるまで何もしなかったとして。シンタローの影響力、青の一族の親和性を思うと、キンちゃんの身の上に高松が関与しなくても、彼はなんとかなるだろうという正しい推測もありますが。
お前が元気になったから、今度こそ俺が総帥になると言い出すキンちゃん。そんな事を目論まれても困るし、マジック様の後継者はシンタロー様がいいのだと言う高松。寝たきりだった高松が口を利いてくれたので安堵し、おかんむりだった内面を見せだすキンちゃん。
マジック様の息子、後継者である事はマジック様の御事業の規模や性質から言って大変過ぎる、恐らくそのお役は長年マジック様と渡り合ってきたシンタロー様にこそ出来る事である。マジック様の息子である事は、強い父親に愛される喜びはあるかもしれないけれど、父や周囲からの要求も激しい、貴方が好んで負う事ではないと高松。
貴方には科学者であり、家族思いであったルーザー様の後を継がれる方が合っていると思う。シンタロー様はお父上のマジック様の後を継ぎ、貴方はルーザー様、そして及ばすながら私高松の全てを継ぐといいと思う。シンタロー様がマジック様の御事業をアレンジする事は十分考えられるから、貴方も全くお父様と同じでなくてもいいけれど、受け継ぐ価値のあるものだと自分は信じるとも。
父さんとお前を信じるのもいいだろうとキンちゃん。シンタローにマジック、キンちゃんにはルーザー様とドクター高松という「親」があるのだという結論にたどり着く。話の一部始終を、高松のお見舞いに来ていたグンマが聞き、何も聞いていなかった様に花束を向けて来るので驚愕の高松。
高松にグンマの信じるものは分からない、見えない。高松その人がグンマの道しるべだった時期もあったと思うけど、高松は自分がグンマへそこまでの影響力を持っていると思っていないと思う。グンマにマジックが貴方の実父だとは言っていなかったし、ルーザー様の詳細は一切教えていない。
浪人の様な気楽さが高松の高松に与えた幸せだったのかもしれない。キンちゃんには厳しく接せられるのに。
■少しづつ、春にして君を離れを読んでいます。バグダッドで時間を持て余す裕福な婦人が、過去を回想しています。自身は健康、夫とは円満、子供達も成長して高収入と、彼女の思い出は完璧です。
段々思い出がほころびるらしいです。余りに気になるので最後だけチラッと読んだところ、彼女が変わったとか、悔いたとかはない気がします。いつものポアロやミスマープルものの犯人達も「変わる」という事は無かったと思います。
世話していた美少女への愛情が、独占欲へ過激化して殺してしまうとか、悪い方への変貌はあったと思います。大人の女性が過去を回想したくらいで、ガラッと変われるなら自分も真似たいです。 |
|