鉄道雑感です。
・越後湯沢駅といえば雪国で、雪国と言えば鉄道かも。よく蒸気機関車が連想されるけれど、群馬から新潟に抜ける山地を蒸気機関車が踏破する事は難しく、戦前の世界でも電気で動いている鉄道になります。
越後湯沢には北越急行、JR上越線、上越新幹線が走っています。特急はくたかが廃止になって切ないですが、上越線の重要な駅として健在です。
かつて群馬から新潟まで上越線が通った事で、沿線の温泉街である水上や湯沢が注目されたそうです。越後湯沢駅といえば新幹線でも、発展させたのは在来線の力かもしれません。新幹線の駅と在来の駅が離れていたり、新幹線ばかり目立って在来線が寂しい駅もありますが、越後湯沢の花形は在来線、新幹線は在来の耕した場所に新しく来た新顔と言う感じがします。
在来の上越線の開業が昭和6年と言う古さなので、上越新幹線のあどけなさが想像出来ます。普通、新幹線と言えばJR東海の様に重要な収入源になり得ますが、JR東日本とすると山手線や京浜東北線の方が稼ぎがいいので、上越新幹線はいつまでも箱入り息子なのかもしれません。雪に負けない頑丈な路線だけれど、在来の上越がいまだに見守ってくれているのかもしれません。
以下は妄想です。
・PAPUWAでのマジックの一族の説明を見ても、原作者が全身全霊で、女性キャラを回避しようとしているのは明白かもしれない。マジックに和風美人の奥方がいてもいいじゃないかと思うけど。
南国&PAPUWA随一の美貌というとサビらしいけれど、男性の美と女性の美は趣が異なると思うので、サビの美しさを持ち上げても片手落ちの様な気がした。
南国&PAPUWAでは、女性的なよさを持つキャラが多いので、女性キャラ憎しとして原作者が邁進していたとしても、感情移入出来るキャラが多い。
■アラシヤマ 健気で強く辛抱強い ■イトウ・タンノ 恋愛って素晴らしい ■ウマ子ちゃん 純真な乙女だと思う ■くり子ちゃん 彼女なくしてハッピーエンドはない ■イフクさん 言動も思考も実にまっとうだ
原作者は女性憎しの価値観を推し進めている割に、作品の最重要キャラ、又はキーキャラクターは女性である事が多いじゃないかと思う。
これは原作者の平衡感覚というより、単にサビの様に、
■生まれながらにして美形 ■兄弟に溺愛され永遠ニート
という、生来の要素による利点に頼ったキャラにこだわるあまり、結局物語をアラシヤマの様に努力家で辛抱強いキャラ、菊理の様なたくましい女性キャラが動かさざるを得ないのだと思う。サビや帝月が生来の設定や能力を超えて努力する事は無いだろうし、キャラが前向きに何かしない限り、漫画にストーリー性は生まれにくいのでは。
PAPUWAの物語が巻数を増しても進行しないのは、ひたすら受け身のリキッドの存在故かもしれない。他人のために何か出来るキャラの方が、見ていいて爽快ではないかと思う。頑張る事に懐疑的な原作者らしい矛盾だと思った。 |
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