madeingermany

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...... 2015年11月15日 の日記 ......
■ 寄席   [ NO. 2015111501-1 ]
■ミヤギについて確認しようと南国一巻を読み直しました。牧歌的と言うか、既に登場人物がシンタロー、パプワ、チャッピーと出そろっていて、何故最終巻で青の一族とジャンの昼ドラになるのかと思いました。

お気楽っぽいミヤギが何故島にこだわるのかと言うと、秘石を取り返し、多分シンタローを無傷でマジックの前に連れてこれないと、罰を受けかねないからでしょう。秘石とシンタローと言う大切なものが手元にないのだから、マジックの怒りは相当だったのでは。

シンタローの2年間(1年間?)の家出は、彼とすると父と弟そして自分と言う家族の、幸せな時間を取り戻したいからという事になります。マジックにするとコタローの脅威と、コタローにシンタローを奪われるという苦しみがあるので、その3人暮らしはマジックにとって忌避したいものであるとは、シンタローには分かりません。

グンマも両目秘石眼ですし、キンちゃんも時々猪突ですが。グンマ&キンちゃんの場合、万一彼等が暴走しても最初の犠牲者はドクター高松以外ではないので、マジックは案外余裕なのかも。

いかにシンタローがマジックに愛されて来たのか、よく分かる家出劇だなと思います。牧歌的な雰囲気と、マジックの横暴さが併存していたアニメは神でした。




■フリーだけでないと思うのですが。物語がほとんど全て子供同士の事であり、未成年に対し大人、保護者がほぼ不在なのはアニメや漫画でよくある事だと思います。スラムダンクでも、キャラの親御さんの出番はまずなかったです。

少年同士のカラッとした物語ならそれでいいと思います。ですがフリーの場合、凛についてのテンションが少女漫画に近く、余計気になるのかもしれません。水泳に熱心な少年達の物語なので、高校生という積極的に親御さんが出て来る年齢でもない事を思えば、ご両親の出番はゼロという事もあるでしょう。



凛の場合、普通に中学高校と過ごした訳でなく、中学生にあたる年代の時はオーストラリア在住、高校では強豪校に編入しています。親の転勤等でやむを得ずオーストラリアに行ったのではなく、どうも本人の希望の様です。大金がかかったろうなとすぐ思った自分は俗人です。

中学生にして留学を希望するという金のかかる子にして、行けた事への感謝はつゆなく、妹に冷たくあたる凛はなんなのだろうなと。母親がお金持ちなのか、特待生的に海外留学なのかはアニメを最後まで見れば分かるかもしれません。途中経過的な感想で申し訳なく思います。




■近くの町のホールで寄席があったので行って来ました。演じられたのは、転失気、片棒、相撲場風景、火炎太鼓でした。片棒と火炎太鼓はCD等で聞いた事がありますが、転失気、相撲場風景は聞いた事がありませんでした。落語なので、一度聞いたとか聞かないとかにこだわらず楽しめるのがいいなと思います。演じた方のやり方や、落ちも少しずつ違う様です。

落語というと漱石、荷風を思い出します。東京生まれの谷崎の作品には、余り落語が出て来ていない気がします。細雪でチラッと名前だけ春団治が出て来たくらいな気がします。初期の谷崎は西洋好き、映画好きだったので、仕方ないのかもしれません。上方にも落語はありますが、谷崎が上方に傾倒していた頃は戦中でもありました。

人為的なもの、懐古的な者に者に対し、時には敵意すら見せかねない漱石が、どうした事かと思います。三四郎でも三四郎が与次郎に巻き込まれて舞台を見ても余り反応がなく、坊ちゃんでも坊ちゃんが剣舞を見ていても、むしろ学生同士の喧嘩に巻き込まれる方が一大事でした。門の宗助も、寄席を楽しむお米と宗助の距離があり、寂しそうに見えます。

そのへん、「漱石と落語」と言った本があれば読んでみたいと思います。学生の頃は何も受講しなかったので、独学で理解できるのか怪しいですが。
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