■フリー!ESのカレンダーを買おうかどうか考えていました。フリー!と言えば明るい水泳シーンと言うか、若い子達がすがすがしく活発にしているのが魅力かなと思っています。映画のハイスピードに期待しています。
ESの宗介なんて肩は壊れるわ、凛のために壊れた肩で無茶するしで気の毒なキャラなのですが、凛がらみの事は熱っぽく描写されるのに、宗介自身の事はなおざりだった気がします。男は語らないものなのかも。
フリー!は内向的だけど泳ぎがいい遥の、親友や部員との交流を経て、未来を見つめる話だと思っていました。凛は自校、他校の今の皆が寄り集まって一生泳いでいくのをよしとするかもしれませんが、今となると、ESのEDの様に、それぞれの将来があるのだろうと夢見るのもいいなと思います。
■対決ものというと、Gガンダムを思い出しました。ドモンは兄のキョウジを探していました。あの頃の今川監督らしく、主人公の父兄がしっかりしていて、見ていて爽快でした。
カッシュ博士、キョウジ、東方不敗のキャラがしっかりしていて、ドモンを大切にしていながらも、突き放す事もあるし、自身の仕事に全てを捧げるかっこよさがあった気がします。何よりガンダムファイト中なので、戦う相手がハッキリしている事がよかったです。
ドモンは強いけど、世間ずれしていないせいかトラブルに巻き込まれやすい上に、レインに冷たい時もあります。ドモンを強くて優しい完璧人間にする事もなく、一人の男として書き上げたいい作品でした。
■比べる訳ではありませんが、南国&PAPUWAは、言うなれば長いお家騒動であり、対決、決着というのはあくまでキャラ同士のプライベートなのだろうなと思います。そのキャラには百年越しの偉大なる決着だったとしても、お話の過程が分かりにくくなっています。
未来多きパプワ、コタ、シンタロー達は、周囲の大人のプライバシーから置いてきぼりです。叔父さんの昔の彼氏がどう、といっても現在進行形の若い彼等には余り影響のない事です。
南国を対決ものと見るなら。
・マジックVSシンタローなら、勝敗はマジックの気分しだいだろうし、シンタローを失うくらいなら、マジックは喜んで負けると思う。シンタローにせよ、最大の保護者であり、この上なく愛してくれるマジックを失う意味がない。
マジックVSシンタローだとしても、爽快なバトルものにはならないと思う。シンタローが強かろうが弱かろうがマジックの愛は揺るがないし、シンタローは「弱い」マジックを知らない。
・ミヤギやアラシヤマの刺客達VSシンタロー。設定的にシンタローの圧勝なので、刺客が賑やかしにしかならない。ましてミヤギやアラシヤマがシンタローの死や離反、孤立を願うはずがないので、精神的にもミヤギ達は立場が弱い。そして刺客がシンタローに怪我でもさせたら、刺客の方がマジックに殺されると思う。
・ジャンVSシンタロー。ジャンに普通の「戦い」の概念がないので戦いにならないと思う。ジャンにとって大事になのは、過去は赤の秘石の意思であり、現在はサビの機嫌である。ジャンにとって尊重すべき他人等は存在しない。
・キンちゃんVSシンタロー。得意分野が違い過ぎる上に、生まれたばかりに等しいキンちゃんが他の人間とちゃんと戦える様になるまでには、もう少し時間がかかりそう。
刺客達はシンタローに勝ってはならない、シンタローはマジックの息子だと言う共通概念があるので、シンタローに勝とうと負けようと気持ちの上で大差ないが、キンちゃんは我慢できない子なのでまだ対決とかは早い。 |
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