madeingermany

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...... 2015年11月25日 の日記 ......
■ 読み直す   [ NO. 2015112501-1 ]
■学生の頃、何かの拍子に入ったケーキ店でオペラを買って食べた事があります。群馬に帰ってもう一度あのケーキを食べたいと思って探しても、なかなか巡り会えません。お取り寄せならダロワイヨのものが便利そうなので今冬のクリスマスに利用しようと思います。

クリスマスが来ると言えども、冬の一大事と言えばコミケかなと思います。そんな事は無い、自分だってリア充であると、コミケも同人も電車も忘れたような冬を迎えた年がありますが、何を食べても、見ても、面白さを感じなかったです。

人は自分の全てを受け入れようものなら鬱になると言われるらしいですが、多少故意にでも視線を歪ませている方が生きやすいのかなと思います。何も考えずにオペラを食べればいいのに、「これ美味しいから高松がグンマに土産に買って来て。自分が渡したのではグンマが嫌がるだろうから、キンちゃんに渡してもらうんだろうな」と妄想して食べた方が美味しく感じます。末期。



■原稿を描きながら、PAPUWAを読み直していました。南国は比較的短いので頭の中で整理しやすいですが、PAPUWAは視点も描写もバラつきがあるので、整理しにくいです。

よく聞くように、南国もPAPUWAもアニメになった部分の方がまとまっていていいというのは言えていそうです。PAPUWAは読んでいて、何故こうも方々にキャラが多いのだと思います。青の一族の場合、「悪者のミツヤ、ルーザー様、コタ」「善玉で被害者のマジック・ハレ・サビ」と何かに言及するごとに、一人のキャラを掘り下げるのではなく、全く別のキャラが演じるので収拾が尽きません。

三国志や水滸伝の登場人物の多さには慣れていますが、あれは時間軸が比較的はっきりしているので混乱は少ないです。呂布と司馬仲達が同時に出て来る事はありませんし、三国志の場合どの勢力にでも通じるセオリーがある程度まであります。PAPUWAの場合、例えるなら貂蝉と大喬小喬が同時に舞って、孫堅パパと孫晧が同時に出て来るようなとんでもなさを感じます。



RPGやファンタジーには詳しくないのですが、あれは地図や家系図ありきなんだろうなと思います。三国志の場合、どんなに話が広がっても、舞台が中華大陸を外れる事はまずありません。

南国では感じないのですが、PAPUWAの読みにくさは、こんな所から生じるのかなと思いました。最初から最後まで健気に出張るアラシヤマ、ウマ子嬢がいなければ、物語自体崩壊したのではと思います。



・地形や造作物のイメージがしにくい

・秘石にまつわる話だとしても、秘石本体・番人・一族と入り乱れる必要はなかったのではと思う。南国で話を膨らませるのに番人というワードを出して来たのだと思うけど、ルーザー様がおっしゃるように、番人=一族でいいと思う。マジックが長年秘石を所持していたのだから、いいんじゃないかなと

・リキッドの出番が多いが、リキッド目線の話ではない。「心戦組面倒」「ガンマ団怖い」「子供大変」「シンタローはお姑」「家事命」と言う、リキッドのボヤキ・目くらましを一切見ないでPAPUWAを読むと、話の大筋が見えて来る。



・秘石、島等についてウンウン考えていると、己の道を進むイサミさん以下、ソーちゃん、カッシー、山南達心戦組や、ドクター高松が愛しくなってくる。ミツヤですら、単なる脱線劇と言われてもおかしくないのに、彼の一直線な所が大好きだ。

・青の一族の和やかな一幕は来なかった。グンマが家族の団欒を作るのかなと思わせておいて、グンマが物申せるのは結局キンちゃんか高松である。キンちゃんと高松がグンマに冷たくするはずないが、ハレ・サビはグンマをバカの一言で片づけるし、マジック・シンタロー・コタは自分の事情で手一杯だ。

グンマが潜水服をきて序盤にコタ捜索のために海に飛び込むとか、暴走しそうなコタを身を挺してかばうとかはない。そういう体を張る役はいつもキンちゃん。グンマの「家族っていいね!」とのコメントを聞いてあげるのもキンちゃんだった、あと高松。

グンマにゴミの様に邪魔にされても、タフに仕事する高松が好きだ。今後はキンちゃんと支え合って生きて欲しい。

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