madeingermany

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...... 2015年11月29日 の日記 ......
■ 関西   [ NO. 2015112901-1 ]
■ファンタジーって難しいと思いました。指輪物語はハイファンタジーと呼ばれるジャンルだそうですが、指輪で世界が滅ぶとか読んでも違和感を感じなかったです。ハイファンタジーだからでしょう。

南国&PAPUWAはローファンタジーと言えそうですが、主要人物が秘石の一族か番人なので、ハイファンタジーとも言えそうです。シンタローが最初から最後まで普通の青年だったら、ローファンタジーだったでしょう。原作者と言えばドラクエだそうなので、世界の基本がハイファンタジーなのかもしれません。

ハイファンタジーなら、独自の地理、民族、言語等一切原作者の手によるのが原則だそうなので作り出す難易度が高そうです。最終回でも「ああすごい冒険だった、家でママが待っているから帰ろう」というオチになりません。



キンちゃんは島にコタの迎えに行くとか、シンタローを探しに行くとかイベントをこなしても、帰ってくるのは父さんと高松がいる研究所でしょう。ファンタジーの住人なのに、何故か普通の世界に生きているのが青の一族。マジックも二つの秘石がそろえば世界征服できると言う割に、赤い秘石を積極的に探していなかった様です。

南国&PAPUWAを読むと、もう青の一族は普通の社会で暮らすよりないだろうし、赤は赤で世界があるんだろうなと思います。赤だけハイファンタジーらしいです。青はアスと言いソーちゃんと言いマジック達と言い、世界地図に乗っている場所で暮らせる様です。



■フリー!を見ています。岩鳶4人の団結がメインかなと思いますが、凛です。よくある魔法少女アニメの、「敵か?味方か?謎の天才美少女!」なノリに見えました。普通の女子中学生達が地道にイベントをクリアしている中、サッと登場してキリっと活躍していくゲスト的な。セーラームーンで言うとウラヌス的な。

ウラヌスなら登場第一回目から刮目をさらい、みちるとの関係で話題沸騰、内惑星戦士達に匹敵する人気を短期間で得たキャラです。恐らく凛も、可愛い少女達の前に現れた、カッコイイハイスペック美少女として観覧するべきキャラなのかなと思います。作画が異様に凛の時だけランクアップしている気がします。

真琴や怜の役割を泣き落としで奪い、常にイライラした顔して妹を困らせ、二期では結果的に旧友の健康と未来を潰したなんて見方は、こちらの誤りでしょう。



■京都府出身の落語家の噺をCDで聞いています。CDのシリーズは落語名人選との事なので、落語の舞台は江戸に限らず、小田原、京阪と幅広いようです。東京の地形も風景も今と違ってるのでファンタジーの世界の様に思えますが、京阪の世界となると更に想像力を求められます。

コナンの平次くらいの大阪弁なら聞いていて分かりますが、今聞いている噺家さんが京都府出身で、噺は大阪の船場の家の事だそうです。船場の奥さんの話し方は難しく、谷崎の書く大阪弁がいかに関東人が一回聞いて書き出したものかのか分かった気がします。



何かのテレビ番組で、京都と大阪を淀川で結ぶ船があったと見た事があります。今は自由に船が走っている訳でなくて、川はトンネルになっているとか聞きます。記憶が定かではないですが、江戸がそうであったように、交通機関と言えば船だった時代があったそうです。

荷風の日記にも船がよく出てきます。電車もタクシーも荷風の頃には登場していましたが、荷風が船を好んでいた描写が多々あります。ある時は船乗り場だった場所に行ったらもう廃業していて、というくだりがあり荷風は寂しそうでした。




谷崎ではないですが、便利なものを好むのも荷風の性質だったのかなと思います。布団よりベッド、米食よりトーストを好む人でした。女中さんを雇っても、米を炊くという最も大事な仕事が女中さんにない訳で、何をしに家に来たのか女中さんも困ったでしょう。

いつだったか荷風が引っ越そうとして、川沿いの家にあたった事があります。川沿いで風雅でいいと荷風は喜んだそうですが、いざ考えると冷える上に湿気が立ち込めていて住むのを諦めたそうです。兎角、荷風の好みは贅沢で優雅で、それでいて近代的な方がいいと言う我儘なものでした。

結局2人の奥さんとも別れたのは、辿り着くべきことだったのでしょう。父親は荷風を案じたまま亡くなり、弟とは不仲、母親とは信頼関係があるものと荷風は信じていましたが、仲違いしています。荷風の暮らしぶりと性格を思えば、母親が弟の方を贔屓したのは仕方なかったと思います。

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