madeingermany

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...... 2016年01月02日 の日記 ......
■ 子供   [ NO. 2016010201-1 ]
■オースティンのマンスフィールドパークを読んでいます。エマは今日読み終えたので図書館に返して来ました。エマはナイトリーとの結婚式の場面で終わります。恵まれまくったエマなら、結婚後の苦労話も書かれていいのではと思いますが、書かれません。オースティン自身が婚約までは経験があっても、新婚生活を経験していなからでしょうか。

マンスフィールドパークは、ファニーの養子先での苦労が主に書かれているので、エドマンドとの結婚で物語が終わっても余り気になりません。ノリス伯母とマライアの二人暮らしなんてオースティン流の皮肉たっぷりな感じになりそうですが、匂わす程度です。

高慢と偏見は聡明な美男美女の完成されたラブロマンスだから読みやすいですが、他の作品は「あるある」が激しいなとエマを読んでいて思いました。



ノリス伯母の様な人、エルトン夫人の様な人と、現代日本にもいるでしょう。話していて気軽に相槌も打てないし、こっちにはしゃべらせないし、正論を語っていると信じて疑わない、決して頼ってはいけない相手。とはいえ自分もジェーン・フェアファクスやファニーではないので、笑われない様努めたいです。

「あるある」で読んでいるのに、最後にはヒロインが素敵な男性に求愛され、豪華な家屋敷と庭園と従者に囲まれた生活が約束されます。比類なきハッピーエンドまで「あるある」と思って読めないのが残念です。マンスイールドパークは、最後サー・トーマスが実子であれきちんと裁き、ファニーを娘として迎えますが、これもオースティンの十八番の様なものかなと思います。





■紅白を少しだけ見たのですが。ムーンライト伝説が流れて来て驚きました。クリスタルの方の主題歌は違う曲だそうですが、流石セーラームーンです。

外、ヒットアニメの曲がいくつもありました。子供紅白と言うか、懐かしの曲と言う感じですが、ちびまるこちゃんや、妖怪の健闘でアニメもまだまだゴールデンで放映されているんだなと思いました。



ところで。南国&PAPUWAの原作者は、自作品が子供向けの作品だと言われるのに、否定的だったと聞いています。土曜のゴールデンタイム、又は6時台の東京テレビ系で放映されて子供向けでありませんと言われても困りますが、十分当時の子供達に大人気だったと思います。PAPUWAの方は、南国後辛抱強く続編を待っていた大人向けの面もありますが。

自分は南国時は子供で、それなりに大人になった後でPAPUWAに出会いました。唐突に出て来たハレの競馬好きが、英国貴族らしいアスコット競馬的なものをイメージしていたらと思いますが違うでしょう。英国・競馬と言えば、マイフェアレディを思い出した自分は夢を見過ぎています。



何が言いたいかと言いますと。子供向け作品で成功したのはすごいのだと言う事です。親子で楽しめる作品はそうないですし、怒涛の笑いでお茶の間を楽しませたのなら、南国アニメは今も尚、例え紅白に出ないとしても素晴らしい評価を浴びていいと思います。

当時の原作者の勢いなら、笑いあり涙あり、友情、感動ありの作品が、もっと読めるのではあの時誰しも思ったかもしれません。子供向けがイヤという浅い理由でアニメ後の南国が混乱したのか、単に錯綜しただけなのか自分には分かりません。いずれにしろ原作者は、とんでもなく惜しい事したのではないかと思わずにいられません。

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