■信越本線について考えていました。群馬の信越本線は高崎〜横川です。横川からJRバスで軽井沢に行け、かつての姿がかすかに残っています。難所と言われた碓氷峠をアプト式で越えた、という信越本線の奇跡は子供の頃からよく聞いていました。
信越本線は新潟の大部分を抜けると、えちごトキめき鉄道になりますが、長野〜篠ノ井は今も信越本線です。何故しなの鉄道にならなかったのかと言うと、多くの電車が長野県を越えて、中央本線として名古屋方面まで駆け抜ける都合上、JRの方がいいらしいです。
字面でも何となくイメージが出来ますが、乗ってみると長野駅の四通八達さが肌で感じられ、JRとしなの鉄道の役割の違いが分かった気になります。信越本線の昔の姿、日本を中山道によって東西に結ぶと言う巨大な夢、ロマンを感じます。日本の中央部を駆ける電車というと、今は若い北陸新幹線の役目になります。
以下は雑念です。
■ジャンプのヘタリアではないですが、お貴族様のお貴族様ぶりたるや、「何もしない」の一言かもしれません。男性は流石に荘園の管理や、一族の対外的な面、多少の職業で忙しいようですが、身分のある女性はマンスフィールドパークのバートラム令夫人の様な生活の様です。
突飛ですが、だから青の一族と、高松の距離は縮まる事がないのだろうと思います。マジック達が高松を必要としたとしても、彼の忠誠心や技能ありきの事で、高松が「何もしない」場合高松の居場所はありません。
多分高松はマジックにはある程度、忠誠と技能を認められていても、シンタローには捨てられたのだろうなと思います。若い頃の問題教師ぶりを知っているシンタローとすれば、コタを起こせないのに、彼に主治医ヅラして家の中をウロウロされたらカッと来るでしょう。マジックがコタについて不熱心である事への怒りも一緒に、高松に襲い掛かりそうです。
高松も、ルーザー様の血縁であるマジック達に忠誠を見せるのは満更でなくとも、ルーザー様を死に追いやったも同然のジャンと同じ目鼻のシンタロー、ブロンドでも青い目でもない人を仰ぐのは不得手なのでは。
高松とシンタローは、仕事上でお互いを認めて、技能やリーダーシップを発揮し合えば最高の仲間になるだろうと思います。でも高松が一緒だとシンタローのモチベーションが乱れ、高松も慢性化した皮肉癖が悪化するのだろうと思います。
高松に残されたガンマ団で生きる道は。忠誠も技能も一切捨てて役立たず顔で過ごす事か。紛れもない青の一族の子であるキンちゃんの寵愛に自分を任せる事でしょうか。どちらも取らず、隠居した高松が正しいと思います。
■エマと言えば、エルトン牧師がエマは自分が好きなのだと誤解し、求婚され、エマの怒りを買う所が一つの山場ですが。
エマの激怒はエルトンが図々しいとか以上の根の深い怒りです。エマは村で二番目に身分の高い家の女主人なので、エルトン牧師程度が求愛とは、ちゃんちゃらおかしいという怒りです。後に商人の婚外子だったと分かるハリエットがナイトリーとの結婚を夢見ますが、これまたエマの怒りを買います。
一般人のハリエットが、エマより家柄のいいナイトリーを慕うとは、エマの怒りや自分がナイトリーと結婚してしまうくらい強烈なものだったようです。オースティンの身分への考え方は当時としては普通だそうですが、高慢と偏見のエリザベスの振る舞いを見ると、身分の高い相手を、身分の低い方が翻弄するのはオースティンの得意技です。 |
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