madeingermany

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...... 2016年01月18日 の日記 ......
■ 少女   [ NO. 2016011801-1 ]
好きな人が変わるって結構一大事だろうと思います。現実は兎も角せめて二次元では一途とか純粋とか言ってみたくなるので、アニメや漫画で「好きな人が変わる」のは一大事の方だろうと感じます。CCさくらで、さくらが雪兎さんを諦めて、小狼に改めて惹かれる過程がよかったなと思います。



・ハレはなんで、南国でサビを「最愛の弟」と言っていたのにPAPUWAでは忘れた様な顔しているのか。南国の時はマジックとシンタローが仲違いしていて家族間が険悪だったから、ハレは一時的に興奮して「最愛」とか言ったのだろうか。

ハレを弁護したいのだけど。南国で「サビが最愛」とされる時期と、PAPUWAの描写にある、ハレが特戦にリキッドを迎えて大はしゃぎしている時期が被っているので、かなり難しい。



サビとジャンの再会が、劇中には描いていないけど、相当数のキャラの内面を掻き回したんだろうなと思う。南国はジャンを失ったサビの空っぽな気持ちを埋めるために、シンタローやハレのサビへの働きかけ、マジックの甘やかし、高松の暗躍等があったけど、サビがジャンの帰還で満足したため、皆心の比重が崩れた気がする。

青の一族なので、皆大抵のワガママや横暴は許されるんだろう。グンマも実は高松が苦手だったとかありそう。青の一族であるサビのワガママ、不満のぶちまけにある程度関与していた高松も自由になった訳だけど、そんな自由許されないのが高松だろうと思う。他人だから。

でも髪を短く切って、普通のナイスミドルの服を着ている高松が好きだ。普通のジャケット姿で、キンちゃんと大学に行ったり、学校で教鞭を取っていたらいいなと思う。シンタロー世代へ見せた凶悪さは、彼等へのご愛嬌だったのか、本当に手強い生徒達だったからではないかと思う。





■矢沢あい先生の「天使なんかじゃない」を、第一話からりぼん本誌で読んだ世代です。その後のNANAの大ヒット等、楽しかった思い出が多いです。以下は雑感です。

当時は付録目当てでりぼん本誌を買うのが精一杯で、コミックスを読むのは滅多にありませんでした。クラスメイトから借りたりして読んだ時に、初めて作者コメントなるものを読みました。可愛いイラスト付きなので、文字ばかりのコマでも読めました。

「私のお気に入りは、何々君です。」と結構ハッキリ書いてあった気がします。でも何々君は漫画のヒーローではなかったと思います。矢沢あい先生と吉住先生が親しかったそうで、お互いのお気に入りキャラについて語ったりされていた気がします。

劇中でヒーローと言う訳でなく、ヒロインと結ばれる訳でなく、かっこいい役回りもそんなにない上に、一回も表紙にならなかったキャラが「好き」「お気に入り」と聞いて、当時目が点になりました。




今にして思うと、完璧に一個の少女漫画を描き上げて、余談的にお気に入りの何々君の話をしていたのかなと思います。まさか、公式主人公・ヒロインの片思いの相手が途中で変わるなんてなく、ラブロマンスをしっかり描いた上で、お気に入りの何々君の登場も息抜きで楽しんで描いていた、と言う感じだったのでしょうか。

余談的なページでガッツリと、ヒロイン&ヒーローの事を語られても興醒めですし、多くの少女達が求める漫画のヒーローと、作者が個人的に愛するタイプが必ずしも同じではないでしょう。

天使なんかなじゃい掲載中の矢沢先生が20代半ば、ママレード・ボーイ掲載中の吉住先生が20代後半なので、もう性別とか年齢とか関係なしに、先生達とその作品が「プロ」であったのだと敬意を感じます。

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