madeingermany

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...... 2016年01月28日 の日記 ......
■ 恐怖   [ NO. 2016012801-1 ]
■ミサトは、セカンドインパクト後の荒廃した世界を、傷つきながらも裸一貫で駆け回る凄腕女性だとしても。葛城という姓を聞けば、劇中の人達は葛城博士を思い出し、冬月の様に彼女に一定の評価を下すでしょう。

彼女の出世はある程度まで、博士の名声や功績に寄っているのではと思います。家族を悩ませた父の「仕事」のお蔭でアレコレ出来る現在を、彼女はどう思っているのでしょうか。




■恐怖は想像らしいです。怖い怖い思うのは、あくまで脳内の現象であって、目を見開いて、恐怖の対象物を握りしめれば、目先が脳内から現物になり、対応策も練れるのかもしれません。

ただし、本当に脳内で過去の経験や、感情の波、あらゆる予測が「それは怖いものだ」とシグナルを出していたら、それに従った方がいいのかもしれません。

高松は勘がいいと言われますが、少女的なデリケートさ、天然、繊細さというより、本当に頭がいいのでしょう。昔読んだ歴史小説にはそういう軍師や策士が沢山いて、全軍を危機から救ったり、勝利に導いたりしたものです。



■南国&PAPUWAにおけるシンタローへの疑問は、多分シンタロー本人には全く自然な選択だったのかなと思います。


・世界中の人から恐怖と憎悪と怒りを集めていそうなガンマ団の総帥に、何故、あんな平和で明るい島で暮らしていたシンタローが就任したのか。

多分、シンタローは心の底では、マジックを信じているのだと思う。親子の情というより、恋とか愛に近いと思う。理性とか知性とか及ばない所で。シンタローは口や態度ではどう言おうとも、「俺の父さんは悪くない」と思っていると思う。



父子の間の美徳としては素晴らしいけど、赤い軍服を見ただけで、恐怖と混乱と吐き気に襲われかけていたろうコタと大きく違う。シンタローもマジックと同じくらい体が大きいし、声も(鳥海さんだけど)男性的だろうなと思う。

コタみたいな、ただでさえお母さんと過ごした事のない子が、2メートル近い男に力づくで何かされそうになるなんて、恐怖だったろうと思う。でもシンタローは「おっきくて強くて素敵で優しい僕のパパ」の記憶があるから、コタの蒼白な気持ちが分からないと思う。



パプワ島で心の荷を下ろした様な日々は、シンタローにとって何だったのか。本当に「休日」だったのかもしれない。コタの解放、コタの幸せをシンタローは目指していたと思うけど、結局「親父がコタローを大事に思わない訳ない」という思い込みがあったのかもしれない。

「親父とコタローは絶対上手く行く」という甘えがなければ、アニメで言うと最長2年の逃亡はないだろう。シンタローが孤島にいればいるほど、コタの辛い時間が長くなるのに。

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