madeingermany

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...... 2016年02月03日 の日記 ......
■ 多分いい話   [ NO. 2016020301-1 ]
■血液検査は僕の担当でねを聞いて、ルーザー様が医務室にいた場合、高松の様なニヤニヤした感じがないので、もっと怖い雰囲気なんだろうなと思いました。病院で子供が泣き出す感じの。数十年後の血液検査の担当はキンちゃんだろうと思います。優しい子なので怖くないと思いますが、いかにも育ちのいい感じがそれはそれで怖そうです。

冗談はさておき、明日血液検査を受けて来ます。指や手首の関節が痛く、肘まで痛くなり出しました。ぶつけた記憶がなく、痛みが広がっているので接骨院の先生に相談したら、他院での血液検査を勧められました。悪いもんでないといいなと思います。出来なくなるかもと思うと原稿作成も、都心でカート引いて歩くのも、会場で頒布予定の本達を運ぶのも、惜しいなんてもんじゃありません。絶対治します。





■以下はシンタロー雑感です。素敵なお兄ちゃんと思っていたら、孤独なアラシヤマに「俺達は友達だ」と禁断のセリフを吐いて突き落とし。PAPUWAで新総帥様なのは束の間、またエンドレスの島暮らしが始まったと言う、突っ込み無用なキャラです。

シンタローについて何らかの雑感をまとめようとするまで、20年くらいかかりました。自分もアラシヤマタイプと言うか、大好きな憧れの人気者に「私達もうお友達ですね」と言われたら、例え嘘でも、利用されていただけとしても嬉しくなります。

以下はシンタロー雑感です。



・長らく彼について分からなかったのは、「彼が何をしたのか」と考えていたからだと思う。私生活上の事ではなくて、物語上のシンタローのした事は「耐える」事だったと思う。パプワのために家事をし、コタのために奮闘し、マジックや他の因縁の渦を受け止める事がシンタローの役だったのでは。

何かを生み出す、何かをなすという事とは別なのかもしれない。原作者が最愛らしいリキッドも、「嫌な事に耐える」点が強調してあるのだと思う。「好きでない女性にせまられる」「嫌な上司に命令される」「人殺しをさせられる」「家事をさせられる」等、主に受け身。

受け身が悪いとかいいとかではなくて、原作者が想像しうる最も素敵な事が「耐える」事なのかなと思う。南国で自分から問題を起こしてしまう様なキンちゃんやコタは、原作者に対し悪者になりがちだったのかなとも思う。「俺を認めろ」「僕を見て」なんて、言ってはならない・・・らしい。





・彼は多分、マジックの様な結果主義・成果主義・放任主義ではないと思う。どちらかというと過程とか和を大事にするタイプなのかもしれない。すごくいい事だけど、「みんな仲良くね」と言われてスッと動けるミヤギ、トットリは兎も角、アラシヤマタイプと折り合う方法があるのか。

マジックの傾向は、マジックと高松の付き合い方を見ていてそうかな思うだけだけど、シンタローは周囲に保護主義・監督主義・平和主義なのかもしれない。マジックは神の見えざる手、レッセフェールがなのであって、高松の様なあこぎな男にはいい上司だったかもしれない。




マジックは田沼意次、シンタローは松平定信なのかもしれない。

シンタローの周囲との付き合い方は、マジックがシンタローにそうしていた様に、温かかもしれない。いつも笑顔で相手を信じてくれて、強い力も相手の幸福を願う時に使う。あと好き嫌いが激しくて、周囲に人材が集まってくる稀有な性質であるけれど、友達は兎も角、人材はとっかえひっかえ使っていいのだと言う感覚がありそう。

高松がいなくても、技術面にはグンマとキンちゃんがいるのだから、シンタローの方針は正しい。ただしグンマとキンちゃんは実は余りタフな方でなく、乳母日傘で育った生粋のお坊ちゃまである。精神的な強さとかは別枠だとしても、キンちゃんは普段は我慢できても、いつかパニックを起こしそう。

ならシンタローはタフなのかと言うと、違うと思う。世界一強いマジックの愛を受けて成人し、成人した後も「俺は親父の一番の宝物」という無意識が続いている。そうでなかったら、あの赤い総帥服は着られないだろう。

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